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ボーディングスクールは大きな家族

日本の学校では、先生が自らの家族を学校に招いたり、学校で家族と一緒に食事をしたりするというようなことはおそらくないと思います。また、遠足などの行事に先生が自分たちの家族を連れてくるなどということもあり得ません。しかし、アメリカのボーディングスクールにおいては、6割以上の先生が学校の敷地内に住んでいるために、そのご家族も寮生たちと生活を共にしています。したがって、学校に家族が飼っている犬がうろうろしていたり、小さな子どもたちが学校の敷地内で遊んでいたりする風景はどこのボーディングスクールでも見られる日常のものです。
ボーディングスクールの週末には、必ずいくつかのイベントがあります。ボストン市街から30分ほどの住宅街にあるFessenden Schoolは年間に800もの週末イベントがあるそうです。夏、冬、春休みなどの週末を除く、学校が稼働している時の週末は20以上の活動やイベントが企画されるということになります。それらのイベントには、必ず先生が同行しますが、おおよその場合、先生の家族も一緒に参加することが彼らの常識になっています。
野球、バスケット、フットボール、アイスホッケーなどの試合観戦や、美術館、博物館、大学などへの訪問に、学校の生徒と引率の先生とその家族も一緒に参加します。欧米の社会ではプライバシーが尊重されると言われていますが、ボーディングスクールにおいては、先生とその家族は、日常生活ではプライバシーは尊重されても、大きな制約を受けざるを得ないと思います。それでも100年以上にわたって、ボーディングスクールがその教育を続けられるということは、明らかにボーディングスクールの構成メンバーが「学校は大きな家族」というコンセプトを理解して、実行しているからだと思います。
日本からの留学生たちは、ボーディングスクールの日常に留学当初は驚きます。日本では考えられないほど、先生や学校スタッフとの距離が短く、公私がはっきりせず、生徒と共に生活している先生たちが奇異に思えるでしょう。しかし、このような学校文化の違和感は1か月もすれば解消されます。そればかりか、その親近感に心地よささえ感じられるようになるのです。
教育は世界中の国にとって、最重要ともいえる国家の大事です。その教育をどこでどのように受けるかということが、これからの世界で、家族レベルでの最大の関心事になっていくことと思います。

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