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日曜コラム 皇居の桜

桜が満開になりました。
火曜日まで秋のニュージーランドにいて、日本に帰国してみると、
昼の皇居のジョギングは到底できるものではありませんでした。
お花見と紅葉の季節は、いつもは閉ざされている皇居のいくつかの門が開かれます。
今の季節、皇居周辺はお花見の人たちで埋め尽くされます。
皇居の隣の日本武道館周辺、靖国神社、そして千鳥ヶ淵もお花見スポットです。
特に、千鳥ヶ淵は夜になると桜がライトアップされます。
皇居を一周するランニングコースを避けて、武道館と北の丸公園を大きく回る
コースに昼のジョギングを変更しました。
それでもたくさんの人がいて、この時期はジョギンアンドウォーキングです。
そこで気づいたいくつかのことがあります。
第一に、外国人が多いことです。
やはり一番多いのは、中国からの訪問者と思います。
その他、韓国、英語圏、そしてドイツ語、フランス語、ロシア語なども
時々聞こえてきます。10年くらい前は、これほどに外国人が
日本を訪れることはなかったように思います。
第二に、年配の人たちがとても多く目立つと思います。
この時期、私のオフィスのあるパレスサイドビルのレストラン街、
お昼時はお花見ビジターさんでいっぱいになります。
日本食レストランに入ってみると、そのほとんどがご年配の男女でした。
みなハイキングに行くような服装で、数人で談笑しています。
元気で活動的なご様子、その快活さは若者と同等ではないでしょうか。
第三に、受け入れる側の姿勢です。
東京の桜の名所の千鳥ヶ淵のライトアップは、昼だけでなく
夜もまた人を引き付けます。
レストラン街もこの時期の人の多さに十分に対応できるように
万全の体制で臨むことに慣れてきたようです。
そして、なによりも皇居の一部が一般の人たちに開放されました。
皇居の東京駅側の反対、竹橋にオフィスを置いて7年になりますが、
最初の頃は、春と秋の皇居の一般開放はなかったと思います。
それが、今では東京名物になりつつあります。
日本で「花」といえば桜ですが、それが外国人にも伝わるということは、
日本がより海外に対してオープンになる予兆となるでしょう。
桜満開のこれからの週、お天気がやや不安定なところもありますが、
世界一の観光国、フランスにも引けを取らない国が日本であると、
自慢できるようになるといいと思います。

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