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勤勉な日本人 - 教育の大切さ

ニュージーランドのオークランド空港から成田に向かうNZ99便で
模型飛行機を飛ばすことを趣味としている70歳の人の隣に座りました。
飛行機を飛ばすことが高じて、ニュージーランドにはプロペラ機による
飛行機レースの見学および搭乗をする目的できたとのことでした。
オークランド博物館に展示されている22型のゼロ戦についても当然ご存じで、
さらには、模型ながら、第二次大戦の名機を飛ばしているそうで、
当時の戦闘機についていろいろと教えていただきました。
旋回性能、航続距離、最高速度などどれをとっても、他国の戦闘機の追従を
許さないほどに優れていたゼロ戦ですが、模型飛行機愛好家の方によると、
ゼロ戦は、他の戦闘機と比較すると、パイロットを守るための
装備はほとんどなく、最高の性能を出すために搭乗員の安全はほぼ
考えられていなかったということです。
確かに私が今まで海外で遭遇したアメリカ製、イギリス製の戦闘機と
ゼロ戦を比べると、その体格的には大学生と中学生のようです。
イギリス製のスピットファイアー、アメリカ製のグラマンやコルセアは
ゼロ戦よりも一回りも二回りも大きく、装甲もとても頑丈に見えます。
それと比べるとゼロはいかにも華奢で軽そうです。
これなら確かに、運動性能も抜群で、航続距離も3000キロと
異常なほどに長く、スピードも出たと思います。
但し、被弾にはとても弱く、搭乗員の安全性は
どの飛行機よりも低かったと思います。
それでも当時、ゼロの飛行士はこの上ない名誉であり、多くの学生がそれを
目指したことは間違えないと思います。
おそらく、ゼロの搭乗員は、誰もが生きて帰れるとは思っていなかったと思います。
コクピットに座った時でなくても、日本からひとたび出れば、
もはや自分の命はすでにないとみな覚悟をしていたと思います。
「そのように教育されていたのでしょうね」
と隣の席の模型飛行機愛好家の70歳の人はおっしゃいました。
この方は、仕事でバーレーンに3年間いたことがあるそうで、
国家公務員をしていたそうです。
異文化体験と霞が関でのキャリアのある人が教育を
70歳にしてしみじみとこのようなかたちで言及するところに、
その重要性と与える側の責任を強く感じます。
海外に出ると、いろいろなきっかけで教育について考えさせられます。
そして、日本人についても教育と同じように考えさせられます。
ゼロの性能を人命という角度から見ると、とても名機とは言えません。
しかし、そのようなことを述べる人は誰もいませんでした。
これもそのときの教育がもたらした結果であると思います。
教育とはとても深く、おそらく無限の拡がりを持つものだと思います。
これからもそのあるべきかたち、私なりに追求していきます。

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