留学コンシェルジュ

#3 IBプログラムについて

インターナショナル・バカロレアという組織がスイスに置かれて、中等教育までのあらたな基準を作ってから40年以上を経て、IBプログラムが世界に広まりつつあります。世界に広まるだけの理由があるプログラムであると思いますが、日本人の留学という観点からIBプログラムを考えてみると、言葉のハンディに学業が加算されるわけですから、一概に勧められるものではありません。
IBプログラムが目指している全人教育は日本人留学生にとっては、学習の内容いかんにかかわらず、留学そのものがすでにIBが目指している目標をかなりの度合いで達成し得る状況にあるのではないかと思います。
たとえば、日本の受験においては、スポーツ、音楽、芸術、社会活動、文化活動は専門特化を目指している生徒を除いては、問題にされません。ボーディングスクールの教育の魅力は勉強以外の活動について、生徒の専門性の如何にかかわらず、新たに始めることを促進し、本科の学習以外にそのような時間を日々の生活のなかで確保するという「人間らしさ」にあると私は確信しています。
繰り返しになりますが、IBプログラムには体育、音楽の科目がありません。おそらく、IB設立の基本には、アメリカの初等、中等教育とイギリスのそれがあると思います。その下敷きの上に、展開されている発展的、普遍的なものです。
アメリカには、その後の高等教育において、リベラルアーツ教育があります。イギリスにおいては、大学はすでに専門特化した学習をするところであり、その準備をすでに中等教育の最後の2年間でできるように教育が仕組まれています。
IBプログラムはアメリカ方式とイギリス方式を折衷させて、それに読み書き、問題解決力、そして社会性を付け加えたプログラムではないかと私は思っています。
「さあ新たなフィールドに出てみよう」と私は日本の若者に言いたいのです。
新たに挑戦すること、興味のある分野を開拓すること、自分の知らない世界を見てみること、そのような世界を若者たちに体験させてくれるのが、ボーディングスクールの教育なのです。
そのフィールドにすべての人たちが出られるわけではありません。たくさんの費用もかかりますし、思い立ったらすぐにできるというわけには行きません。しかし、そのフィールドにそっぽを向いたままでは、たとえチャンスが巡ってきたとしてもそれを掴むことは不可能です。
自分の世界を拡げるために、夏休みなどに小さくてもフィールドを見る機会を作ってみてはいかがでしょうか。

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