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2022年ボーディングスクール訪問 Taft School

ボーディングスクール訪問の拠点の一つハートフォードの街から南西に約2時間ほど車を走らせるとWatertownというこじんまりとした街があり今回の目的地であるTaft Schoolがあります。

Choate Rosemary Hall, Philips Exeter Academy, Philips Academy Andoverのように学校を中心に街が広がっている様な雰囲気があります。

Taft Schoolの基本情報です。

総生徒数:601人(寮生約473人、通学生約47人)

学年:9年生~12年生

留学生(寮生)20%

創立年:1890年

学校タイプ:共学

このブログでは常々学校訪問の重要性についてはお話をしているところではありますが、この学校を訪問すると改めてTen Schoolsという限られた範囲の中においても学校ごとに明確なキャラクターがあることが分かります。これの感覚は文章で表すにはかなり困難ですが、実際に学校を一緒に訪問するご家族や特に子供たちにはとても明確に感じることができる様です。

Taftは偏差値が存在するのであれば間違いなくトップクラスのボーディングスクールであり、その合格率は全体のアプリケーション数に対して約20%、コロナ禍においてもSSATを必須とするほどアカデミックに対するこだわりは高い印象を持ちます。University Placementを見ると印象としてはリベラルアーツ系の大学へ進学する生徒が多い印象を持ちます。もちろんアイビーリーグへの進学者の人数の多さについては言わずもがなです。

一方で学校の雰囲気は先に述べたChoate Roasemary Hallなどと比較的似ている印象があります、生徒たちは極めて明るく自由で、大学的な雰囲気のある学校と言えるでしょう。これは例えばHotchkissやDeerfieldなどの学校と比較すると対極にある様に感じます。先述の通り、これを言語化するのは困難であり、見える化できない「空気感」的なものではありますが、敢えていうのであれば生徒たちの行動様式なのかもしれません。大学の雰囲気を持つ学校は共通して、生徒一人ひとりが個性をより前面に出している雰囲気が伝わります。端的に表しているのが服装ですが、大学的な奮起を持つ学校は例外なく生徒たちの服装がユニークと言えます、そしてそれを認める学校側の教師たちもその自主性を重んじており、生徒たちとの関係性も「大人同士」の関係性であることがそのコミュニケーションの方法を見ていても感じることができます。家族的な学校がある一方で、Taftにはその雰囲気は希薄とも言えるでしょう。

最近ではホームページや学校主催のウェビナーなどよく研究されてからお問合せをいただくケースも増えていますが、その情報だけを元に学校をセレクトしていくことは、やはり決め手に欠くと感じるのが実情のようです。

どの学校も3月の合格発表の後に5月の段階で合格をした生徒たちを招待してRevisit Dayを開催します。学校の雰囲気を感じて欲しい、そしてベストマッチな学校をセレクトして欲しいと思うのは学校側も同じです。

 

 

 

 

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