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海外の学校ではChat GPTをどう捉えている?

一時期はFacebook(Meta)のメタバースが色々な業界で騒がれていましたが、現在は圧倒的な勢いでAIにそのトレンドが移り変わったように感じます。アメリカのOpen AI社がChat GPTを一般公開してからIT業界のみならず、我々の日常においても、その話題を一気にかっさらいました。

ここではそのテクノロジーについて詳しく語るところではないので簡単に説明をするとLarge Language Modelsというアルゴリズムを使って、あたかも会話をしているように我々の質問に対して答えてくれるシステムです。無尽蔵に広がるインターネット上の情報を会話をしている当事者に対して平易な言葉にまとめて回答してくれる人工知能と言えば捉えやすいでしょうか。(その可能性はまだまだ進化の過程とも言えますが。)

Chat GPTは世間で話題になっているだけでなく、アカデミックの世界においてもその対応が色々なところで注目されています。これから出てくる進化版ではアメリカの司法試験に合格する実力を秘めているとなれば、学術界もこれを無視することは難しいでしょう。東京大学を含む、世界中の大学においてその扱い方について方針を明文化し始めています。上智大学や香港大学ではChat GPTを利用した論文については剽窃/プレジャリズムとして厳しく対処することが現時点で発表されています。。

現時点では、活用する方向性と制限する方向性の狭間で色々な議論が行われれているのが現状ながら、このAIサービスが凄いところは既に誰でもこのサービスを無料で利用できるところにあります。これの意味するところは、現時点で既に留学をしている子どもたちが利用できる環境にあるということです。

それでは、この全く新しいツールが学生たちにどのような影響を与えるのでしょうか?

これについてオーストラリアのWesely Collegeがそれについての面白い見解についてニュースレターに公開していました。Wesley Collegeはオーストラリア・メルボルンにあるボーディングスクールとしてIB, VCE(オーストラリア・ビクトリア州カリキュラム)において、国内トップレベルの成績を収める名門私立校として世界樹から留学生の集まる学校としても有名な学校です。

この学校は30年前に既にラップトップPCを利用した学習を開始したアカデミックにおいて積極的に先進技術を取り入れる学校としても知られている学校であり、Chat GPTというアカデミックにおけるパラダイムシフトをどのように捉えているのか?については非常に興味深いところです。次回はWesley CollegeのChat GPTについての考え方について掘り下げていこうと思います。

次回に続く

 

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