留学コンシェルジュ

ニュージーランド学校訪問 2023 / John Paul High School

ニュージーランドに渡航した3月は南半球においてはこれから段々と気温が低くなり冬の季節に突入するタイミングのはずですが、John Paul High Schoolのあるロトルア周辺はまだまだ暑いと感じるほどの気温でした。

ニュージーランドのオークランドから3時間ほど南下したところにロトルアはあります。マオリ文化や温泉、間欠泉、硫黄の香りなど日本人の我々にとっては温泉のある観光地という趣のエリアですが、湖を中心に比較的大きな街としての機能も充実しているので長期留学の学生にも人気あるエリアになります。

ロトルアの公園内にある温泉。近くに間欠泉もある。

その中でもJohn Paul High Schoolは留学生を積極的に受け入れてくれる学校として知られています。ロトルアの中心地からは約2キロほどの距離ながら、エリア的には街の一部に組み込まれているので、放課後に充実したアクティビティを課外活動をしたい生徒にとってはお勧めの地域と言えます。

この学校にはボーディングがないのでホームステイでの留学となります。私のブログを読んでくれている方にとってはホームステイの留学については異質に感じるかもしれません。私もボーディング環境が生徒たちの可能性を最大化させるというスタンスについては崩していませんが、この学校については過去の生徒の実績があるということで紹介をしています。

具体的には「心理学の勉強をしたい!」と私のオフィスに飛び込んできた生徒がこの学校を卒業後に見事にニュージーランドで、特に医療分野においてはトップ大学であるオタ語大学への進学が決まり、現在でも大学で学業に励んでいる生徒がいます。

そこには緻密な計画と準備があっての成功でしたので、もし興味がある方は一度お話に来てもらいたいと思いますが、彼女のように英語は日本での学習のみ、初めての海外留学という子がしっかりと進学という結果を出したことは、この学校の実力として評価して良いと思います。

広大な校庭、充実した学校の設備は私立のそれを思わせますが、授業料については公立の学校に準じます。ここにニュージーランドの学校を私が特に強く勧めている一つの特徴があります。それが「Integrated」と呼ばれるシステムです。

授業が外で行われることも良くあること。ここでも、満面の笑みを浮かべた生徒から「日本から来たんですか?」と声をかけられた。これもニュージーランドでは良くあること。

Integratedとは直訳すると「統合された」となりますが、ニュージーランドにおけるIntegrated Schoolとは成り立ち自体は私立でありながらも、運営自体は公立という特殊な成り立ちの学校を言います。約2500校あるニュージーランドの高校の内、現時点で約330校ほどがこの特徴的な学校運営方法となっています。

留学生にとってのIntegrated Schoolのメリットは何か?それが留学生やその親にとっては関心事だと思います。これは全ての学校に当てはまるわけではないですが、少なくとも留学生に人気のある学校においては、私立の雰囲気、歴史のある学校でありながら公立の料金で留学が出来るというところにあると言えるでしょう。

 

 

 

 

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