留学コンシェルジュ

サッカー日本代表の選手たちの選択から読み解く。 なぜ?敢えて海外へ行く理由。

今回は快進撃を続けるサッカー日本代表の試合を見ながら思った事についてブログで綴っていきたいと思います。

それにしても、最近のサッカー日本代表の活躍は素晴らしいですね。一昔前の日本代表を応援していた年代としては、元代表の活躍は隔世の感があります。

私はサッカーが好きなのでヨーロッパで活躍する日本人選手の様子をニュースなどで追っています。私は神奈川の横浜、川崎周辺が地元ですが、この周辺の出身の選手だけでも多くの選手が活躍しています。三苫選手、田中碧選手、遠藤選手、板倉選手は本当に地元の選手たちなので特に応援したくなります。

神奈川の郊外の住宅街の出身の彼らがサッカーの本場ヨーロッパで主力として活躍している姿は今となっては当たり前のように見えますが、20年前、30年前では考えられない状況です。

彼らは日本でも有名でJ1であれば間違いなく安泰と言える活躍ができる選手たちです。特に地元で言えば、川崎フロンターレや横浜マリノスなど、J1でも名門が揃っているわけですから、地元を拠点に活躍をする選択肢もあったでしょう。

それでも、彼らはその道を選ばず、それぞれに海外を目指し、海外のチームで活躍をしています。言語も違えば、文化も違う、遠藤選手を除き、皆20代の選手たちです。普通に生活をしていればまだまだ大学を出て、新卒の年齢のまた子供の雰囲気を拭いきれていない年代ですし、このブログを読んでくださる皆様の年齢の多分半分ぐらいの年齢です。

それでも敢えて、彼らは厳しい環境に自ら飛び込みます。

なぜか? それはサッカーでいればヨーロッパのより高いレベルに自分の身を置くことで、自分自身のレベルアップを図るためと言えるのではないでしょうか。注目すべきポイントはサッカーという競技単体のレベルを上げるだけではなく、その環境に「慣れる」事でそれ以外の部分においての成長につながる点です。チーム内でのコミュニケーション能力、強度の強い練習と試合、そこで通用しているという自信を手に入れるために彼らは敢えて、厳しい環境に身を置く選択をします。そこは100%の成功が全く保証されない決断です。まだ20代の若者がこの決断をするまでに、手放さなければならないものと、手に入れる事ができるかもしれないものを天秤にかけて、悩んでいる姿は容易に想像がつきます。それはまさしく、留学を決断する子供、家族の姿に似ています。

以前は中田英寿選手が、国際試合などで対戦相手の選手と親しく話しているのを見るととても心強く感じたものですが、今の日本代表は誰も彼もほとんどが海外代表にチームメイトがいる環境の中で切磋琢磨していますから、あの頃の感慨は、今の世代の選手にとってみれば普通のことのように見えます。

その年代の選手たちの試合後のコメントは特に強豪国との試合の後は、日本との違いについて触れる機会が多くありました。それに比べて、今の年代の選手たちは先のワールドカップでの活躍、先日のドイツ戦やトルコ戦を見ていても、彼らの物おじしないプレーを見ていて心強く感じましたが、当の本人たちにとってはこれが「普通」なのだろうと思います。

「普通」のレベルを上げる。レベルの高い環境に慣れることでベースアップを図ること。これは留学においても同じです。サッカー日本代表選手ほどの注目度はないかもしれませんが、留学生一人一人は自らの成功のために日本代表選手同様に、自ら安住の地を捨てて、言語も違えば、文化も異なる国で日々闘っています。そしてその環境に慣れ始めた頃には、彼らには日本にいた頃とは違った、コミュニケーションスキルと、日本にいた頃とは異なるモノの見方、そして自信を漲らせはじめます。それは活躍の場は違えど、ヨーロッパで活躍している自信を源泉とした日本代表の選手たちのそれと同じです。

サッカー選手であればサッカーが盛んなヨーロッパが選択肢になります。その中でも各リーグの特徴、チーム事情など多くの要素を精査して選手たちは自分の成功につながる可能性の高い選択肢、つまりチームを選ぶわけです。

それでは、留学生はどのようにして自分にとっても「最適な留学先」を見つけるべきなのでしょうか? 次回はその部分に触れていきます。

 

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