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アメリカ・ボーディングスクール TABSフェア / Wilbraham & Monson Academy

今回のフェアに参加をしたボーディングスクールの中でこの学校を取り上げます。

Wilbraham & Monson Academy

学校に通う生徒たちは頭文字をとって「WMA」と呼ぶマサチューセッツはスプリングフィールドに立地するボーディングスクールです。

以下、Wilbraham & Monson Academyの詳細を掲載します。

  • 総生徒数:400人(寮生約200人、通学生約200人)
  • 学年:8年生~12年生 APあり
  • 留学生: 33%
  • 創立年:1804年
  • 学校タイプ:共学校
  • ESLコース:あり

規模的には平均的な規模のボーディングスクールながら、Wilbraham & Monson Academyと同程度の大学進学実績を誇る学校を比較してみると、この学校の入学難易度(入学に要する英語力を含む)は比較的低めで且つ、ESLサポートが設定されている学校となっているのが注目のポイント。

これが意味するところは、比較的英語力の低い留学生であってもWilbraham & Monson Academyへの入学の可能性があり、さらに、この学校の充実したアカデミックサポートを受けることでより良い大学への進学の道筋を見出す事ができる可能性があると言えます。

カリキュラムはアカデミックのよりのプログラムになるため、我々のレベル分けにおけるLevel3の学校(英語サポートのある学校)群の中でも特に入学後に学業に特に力を入れたい生徒やご家族にとっては気になる存在となります。

アカデミックよりの学校となると、学校のカリキュラムに生徒側が合わせると言う校風の学校もあります。この場合は必ずしも留学生を「Welcome」していない雰囲気の学校もあるので注意が必要です。

ボーディングスクールにおいては留学生に対する対応の仕方としては大きく二つに分かれています。

一方は生徒側がアメリカ式教育スタイルに慣れることを強く推奨する学校。その一方で生徒に寄り添って留学生の学力を引き上げてくれる学校です。Wilbraham & Monson AcademyにおいてはHPや学校の動画からも読み取れるようにStudent Driven=生徒本意のカリキュラムが組まれる、学校側が生徒に合わせる、すなわちこの学校の校風、アカデミックアプローチは後者に当たる。これは、特に純ジャパで初めての長期海外留学の生徒にとってはこの特徴は学校選びにおいては必須の要素となります。

少し脱線しますが、アメリカのボーディングコミュニティにおいては歴代のスタッフが生粋のアメリカ人である事が多く、その場合はどうしても留学生に対する理解にも限界があり、私がコンサルタントとして学校のサポート方法と生徒やご家族の求めるサポート内容に乖離がある時に、この部分での交渉が一番労力を使うところになります。その点、この学校のAssistant Director of  AdmissionのMr. Roy Finkは留学生としてアメリカへ渡ってきた元留学生です。彼自身の経験談、学校に現在在籍する日本人留学生の生活について話をしましたが、彼は日本人特有の留学後の「壁」についてよく理解をしていました。

私の経験上、元留学生の担当者のいる学校は留学生に対する理解度やダイバーシティーに対する理解度においてやはり一日の長があるように感じます。これは特に生徒たちに何か問題が起きた時の対処方法で特に感じるところなので、私のこの直感的な感覚は間違っていないと思います。とても細かいところながらWilbraham & Monson Academyも留学生に英語の試験のスコア提出を求めるのは他の学校と同じですが、イギリス系のIELTSを受け入れているところからも、この学校が本当の意味で、ダイバーシティーを意識している事がわかります。

より良い大学へのプレップスクールというキャラクターを持つWMAですが、ここはやはりアメリカのボーディングスクールだけあり、学習を机上のみで完結することはしていません。特にビジネスプログラムにおいては特徴的で、彼らのシグニチャープログラムと呼んでも良い内容になっています。

ボーディングスクールは常に実践主義。ハンズオンの経験から学ぶことは多い。

最近では特に高校生年代から漠然としていながらも、起業家を目指す子供、もしくは起業に興味を持つ子供も多くなっているので、彼らにとっては非常に魅力的なプログラムが

 Center for Entrepreneurship, Economics & Finance

詳細についてはRoyとかなりの時間を割いて話し込みました。私自信もMBA経験ですが、その視点から見ても、高校生向けのMBAと言って良くらいにビジネスの基本を全て網羅している内容に驚きました。ビジネスの始め方、ビジネスアイデアの見つけ方、実際に株を購入して運用するなどの実践的なフォーカスだけではなく、ビジネスに必要な要素である人間的なスキル=Leadership、Managementについてもプログラムに組み込まれているので、高校生の人間形成に大いに役に立つ有意なプログラムでる事が分かります。

大学進学実績、留学生に対する受入体制、ユニークなビジネスプログラムなどのキャラクターから、比較的しっかりと学習をして留学中に英語力はもちろんのこと、学力をより注力して伸ばしていきたい日本人留学生にとっての一つの理想系がここにあるという印象をこの学校には持っています。

 

 

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