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テンスクールズへの出願

アメリカボーディングスクールの最高峰、テンスクールズについては、今まで数回ブログで紹介させていただきました。その選択、履修できる科目にいついては、Philips Exeter Academyを取り上げました。その他、Deerfield AcademyやHotchkiss Schoolには、ジュニアボーディングスクール訪問の際、その生徒やご家族にも進学先として紹介することが多いので、私はかなり頻繁にテンスクールズを訪れています。
テンスクールズは留学生出願の際、TOEFLスコアの提出は必須ですが、100点以上が基本となります。Philips Andover Academy、Exeter Academy、Deerfield Academy、Choate Rosemary Hallは105点を要求します。
TOEFLについて、明確な基準を示しているテンスクールズですが、SSAT、およびPG(ポストグラデュエート:卒業後に1年間入学する制度)においてはSATのスコアを要求しますが、その基準点については、TOEFLよりもかなり曖昧です。
TOEFLには明確な基準があり、SSATにはそれがない、この事実が示すことは、留学生の出願に関して、テンスクールズはほぼ完璧な英語力を要求しますが、合否の判定については本人のエッセイ、各教科の学校での成績、体育、芸術、音楽、社会活動などの実績、そしてインタビューによる総合評価ということになります。
インタビューについて、テンスクールズのユニークな点は、世界に散らばる卒業生が必要に応じてボランティアでその地域の志願者で学校を訪問できない人のためにインタビューを行うということです。すべてのテンスクールズがそのようなネットワークを持ってはいないかも知れませんが、この形式のインタビューは、かつてエール大学に出願した生徒が、ニューヨーク市で大学の卒業生からインタビューを受けたと言っていましたから、アメリカの私立教育機関で教育実績が顕著なアイビーリーグ校やテンスクールズなどは、卒業生と母校との絆が相当に強く、太いものと言えるでしょう。
テンスクールズに出願できるだけの英語力、すなわちTOEFL100以上をどのように達成するためにジュニアボーディングスクールで学ぶのが理想的と私は思いますが、韓国や中国からの留学生は自国でTOEFL100点を達成するばかりでなく、テンスクールズに合格しています。ということは、自国内でも工夫すればテンスクールズに至る道は考えられるということを彼らは実践していることになります。
つづく

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