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その4 ボーディングスクールと通学校の違い

先日のブログでは、アドミッションスタッフは学校の形態にかかわらず話し好きであると私は述べました。自身の話し好きも彼らとのコミュニケーションの中で生まれたものかもしれません。
留学において、話すことは必須です。日本であれば、話すことよりもテストの点数が重んじられるかもしれませんが、英語圏ではそうはいきません。その基本を支えているのが留学生の場合ESLクラスであり、補習などの学習バックアップシステムであると思います。留学生への学習配慮、生活面でサポートはESLクラスを備えたボーディングスクールが優れていると思いますが、教育への熱心さや、生徒のことを第一に考えるといった精神のあり方については、ボーディングスクールと通学校で明確な違いや差があるとは言えません。
生徒が英語を学ぶ要素も実は、合理的、論理的なものというよりも多分に学習意識の向上や学習意欲の刺激といった心の部分に起因することが留学においては多いので、
それぞれの生徒に合った留学先を選ぶのは簡単ではありません。
繰り返しになって恐縮ですが、通いの学校はその地域に根ざしていますから、入学させられる生徒も限られています。人口密度が日本と比べてかなり低い英語圏の国々では、中学、高校を偏差値でランクさせるという慣習がありません。それが学校選定に有効な手掛かりになりにくい社会環境だからです。
では、何が学校選定の決め手になるかというと、基本的には予算と滞在期間ではないかと思います。
英語を道具として使えるようになるためには、ベストな年齢は小学校6年生から中学校1年くらいですから、この時期に留学する本人の精神的安定と生活サポートに重点をおくのであれば、ジュニアボーディングスクールが順当な選択肢となります。ホームステイをこの年代で行うのは自己が確立していないのと、異文化のファミリーの一員として複数年の滞在をするのはあまり勧められません。
高校生からの留学であれば、通いの学校でもボーディングスクールでも本人の希望や予算によって自由に選択できると思います。すでに留学にかかる費用については前のブログで述べていますが、通いの学校であれば、年間費用はボーディングスクールの半分くらいで済む学校もたくさんあります。
中学、高校時代の留学は、基本的には親と子の二人三脚です。計画倒れにならないように予算に見合った学校選択をして、大学までの道筋を築いてください。

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