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その3 ボーディングスクールと通学校の違い

ボーディングスクールと通いの学校、生徒募集そして合否を決定するアドミッションオフィスの違いについて考えます。
ボーディングスクールのアドミッションオフィスは、世界中から生徒募集が行えるので、アドミッションスタッフは新規マーケットを求めて、世界の国々を訪れます。
それに比べると通いの学校の場合、生徒募集の範囲がボーディングスクールとことなり、通学圏に限られますからおのずと生徒募集方法もその選抜の仕方も変わります。
生徒数が同じくらいの学校であれば、通いの学校はボーディングスクールほどアドミッションオフィスが大きくありません。しかし、双方ともアドミッションスタッフが学校の「顔」であることは間違えありません。彼らの経歴は必ずしも教育分野に限ったものではありません。英語圏の場合、社会のいろいろな分野から教育世界に営業職として入ってきます。そこで彼らの真価が問われます。教育という目に見えないものの営業ですから、意欲、知識、能力が徹底して求められると思います。親からの質問に納得できるような答えができるか、世界を旅する気力はあるか、プレゼン能力、相手の求めているものを理解できるか、生徒の特性や個性を限られた時間で見極められるかなど、アドミッションスタッフの動きは学校の栄枯盛衰に直接かかわると思います。
私は今までのところ通いの学校よりもボーディングスクールにかなり多くの日本からの留学生をお世話していますが、アドミションスタッフの教育に対する考えや生徒に対する熱心さ、そして彼らの生き方といったところに大きな違いを見出しません。
アドミションスタッフは学校の形態にかかわりなくおおよそ話し好きです。特に教育に関しては、カリキュラム、科目、教育方法論など、どれをとってもよどみなく流暢に、一所懸命に説明してくれます。若いアドミッションスタッフには、もう少しこちらの質問の真意を理解してほしいと思うこともあります。また、話を途中で遮ることもあります。しかし、話し好きというのは、私の経験では、教育に携わるひとたち全般に国籍に関係なく言えていることではないかと思います。もちろん私自身も例外ではありません。
つづく

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