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その2 ボーディングスクールと通学校の違い

昨日のブログでボーディングスクールと通いの学校の違いを断片的に述べました。今日は年間の費用についてより詳しくその違いを述べたいと思います。
ボーディングスクールのポータルサイト、Boarding School Reviewに示されている300校余りの北米のボーディングスクールの平均授業料(寮費、食費を含む)48,520ドルとあります。この額はボーディングスクールの入学難易度によって異なることはほぼありません。ただし、留学生の場合、一般の生徒とは別にESL費用などが加算されることが多く、その年間費用は5000ドルから10,000ドルになります。したがって、TABSやBoarding School Reviewに示されている授業料に2割程度加算した金額が現実的なボーディングスクールの年間費用となります。
通いの学校の場合、年間の授業料は学校によりかなりの開きがあることは先日のブログで述べました。(10,000ドルから35,000ドル)そして、ボーディングスクールに比べると、通いの学校はESL専門の先生がいないところも多いのも現実です。また、入学審査に関しても、ボーディングスクールではインタビューがほぼ必須なのに対して、通いの学校は、インタビューをしなくても、書類の審査のみで合格を出す学校が多くあります。
一般的に通いの学校は生徒を募集できる範囲がボーディングスクールに比べてせいぜい半径100キロ以内と限られています。それ以上のところから、日々通ってくることは公共交通網が発達していない北米では物理的に難しいからです。日本の難関高校の立地条件とは異なり、アメリカは東京や大阪といった国の中心となるような都市はありません。したがって、都市に難関校が集中しているわけではありません。ボーディングスクールに比べれば、そもそも通いの学校の入学難易度が高くはありません。ただし、留学生に要求する英語力が学校によって異なりますから、そこをしっかり押さえておけばいいのです。
通いの学校への入学に際しては、私はできる限りインタビューをするようにしています。そうすることで、志願者も英語を話すことが決して簡単ではないことをはっきりと認識することができますし、同時にそれでも受け入れられるという確信を受け入れ側の学校にも持ってもらうことができます。
もちろん、学校を良く知るためには、そこに訪問してみることがベストですが、すべての留学希望の生徒とそのご家族がそれを実行できるわけではありません。そのような場合、スカイプインタビューはかなりの効果があると私は思っています。なぜならば、アドミッションオフィスというのは、北米の学校においては、その学校を代表するいわば「顔」であるからです。
つづく

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