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ボーディングスクールと通学校の違い

ボーディングスクールと寮を持たない通常の私立学校の違いを一言でいうと、先生対生徒の比率の違いです。ボーディングスクールはそれが1:10程度であるのに対し通学私立高のそれは、おおよそ1:20くらいです。また、通いの学校の場合、ホームステイの質に一定の基準を求めるのが難しくいわゆる「当たり外れ」があることを理解したうえで臨まなければならないのに対して、ボーディングスクールは同じ学年の生徒が同じ規則を遵守することの前提で生活するために滞在場所の質が一定に保たれるという特徴があります。
ESLクラスにもボーディングスクールと通いの私立校では大きな違いがあります。ボーディングスクールでは専任のESL教師とレベル分けしたクラスがあるのに対して、多くの通学私立校はESLクラスがありません。留学生は英語のハンディがありますから、留学当初から現地生徒と一緒に英語クラスで学ぶことはほぼできません。では、どうするかというと各クラスで先生が留学生に対していくつかの配慮をしてくれるのです。たとえば、及第点を下げる、テストでの辞書使用可、テスト時間の延長など、意欲と勤勉さが留学生にあれば、先生の特別配慮とサポートから落第点をとることはまずないと言っていいでしょう。
テストのみならず、宿題の量と質についても、留学生に対して通学私立校の先生方は一般生徒とは違った基準で留学生に接してくれます。このようなかたちで2年もすれば、留学生たちは一般生徒と同様に現地で学習できるようになります。
私立校はボーディングスクールと違って、授業料と学校の規模にかなりのばらつきがあります。小さな規模の学校ですと、幼稚園から12年生(日本の高校3年生)までで総生徒数が100人程度という学校もあります。大きい学校ですと、たとえば公立校でも最近は留学生を有料で受け入れていますから、人口密度の高いカリフォルニアの都市近郊では、総生徒数が2000人もいる学校もあります。
学校選択の幅の広さという点では、あきらかに通いの学校のほうが多様です。
滞在費と授業料に関しては、TABS加盟のボーディングスクールが年間55,000ドル程度であるのに対して、通いの学校は滞在費が8,000~9,000ドル、授業料が10,000ドルから35,000ドルとかなりの幅があります。通いの学校では年間総費用がトータル25,000ドル程度で考えることも可能です。
つづく

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