留学コンシェルジュ

Indian Mountain School(IMS)、Rectory School訪問 7

<先日のブログに続きます>
ジュニアボーディングスクールで学ぶメリットを考えています。先日は、標題の両校への先週の学校訪問を例にとり、実際に現地に足を運んだ生徒とそのお父さんの印象をもとにして、学校の立地条件とその周辺の環境、留学時期の問題を取り上げました。
今日は、留学先での環境、英語のみでの生活を考えてみます。
今までに何度かブログでご紹介しましたが、学校訪問をする初日と最終日とでは、生徒の英語力に変化が見られます。4-5日の間に明らかにコミュニケーション力が向上するのです。挨拶の時の表情、しぐさ、そして言葉ともにぎこちなさが取れて、一連の動作がより自然になります。
質問への受け答えもおおよそどの学校でも同じようなことを聞かれるわけですから、徐々に返答にも慣れます。数日間ですが、生活の場面を体験することで、体と心が対応の仕方を少しだけ身につけたということになります。
この生活の場面が3-4年間続くわけですから、当然のことながら留学生たちは、おのずと彼らが置かれた環境から英語圏の文化と言葉を吸収することになります。
今回学校訪問をした留学希望の生徒は、今から1ヶ月半ほど前に、Rectoryの校長先生と都内のホテルで会っているのですが、それが本人にとって初めての外国人との英会話だったそうです。その時は、私が通訳をせざるを得ませんでした。その時に比べると、今回のアメリカ学校訪問の旅は、本人の「留学する」という決意が感じられて、なるべく多く話すための努力も感じられました。
留学は総力戦です。学習だけに秀でていればそれでいいというわけにはいきません。学習に集中するだけでは、学校生活を維持することは出来ないといっていいと思います。土日のプラン作り、放課後のスポーツや音楽、芸術活動、ルームメイトや先生との関係など、留学生の学校でのサバイバルは、おのずと英語というコミュニケーションの道具をより有益につかうための方法を追求することになります。
日本のよりもボーディングスクールのほうが、学校生活が単調でない分、生徒たちの学習という分野以外での可能性も発見しやすいと思います。IMSに2年間通い、シカゴにある学校に転校する生徒がいますが、本人は日本では体育以外のスポーツ活動をしていなかった本人は、IMSでクロスカントリーを選択して、MIP(Most Improved Player)に選ばれました。
つづく

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