留学コンシェルジュ

日曜コラム 留学生たちの帰国

英語力がほぼゼロの状態で留学した生徒たちが
1年間の留学を終えて帰国しつつあります。
彼らと再会することは、私にとって元気とコンサルティングという仕事に
対する意欲を増すうえでもとても貴重な機会です。
まず、1年間の生活がどのようなものであったかを尋ねるわけですが、
おおよその生徒が自己主張の大切さに気付きます。
日本と違って、授業中に黙っていることは、「意見がない」とみなされて、
評価されないと彼らは言います。
先生の留学生に対するコメントで「より授業に参加するように」、「発言が少ない」、などがとても多いのですが、彼らは実は、それを理解していて、
自分と戦い、どうにかクラスで発言するように、質問をするようにと、
思っているのでしょう。
自らの留学時代を顧みても、たとえば、哲学のクラスはいつも
先生の独演会でしたが、5-6名しか生徒がいなくて、
彼らは平気で先生の演説をストップさせて、質問をしたり、
コメントを述べたりしていました。
正直なところ、私自身が授業の流れのなかで、自ら手を挙げてコメントしたり、
あるいは質問したりすることがありませんでした。
おそらくそれは、日本の授業形態の習慣が身についていて、
その殻から抜け出せなかったのでないかと思います。
もちろん、英語力の問題や、発言の間違えを恐れてしまう
気持ちもあるのでしょうが、新たな環境への適応という点では、
当時大学生だった私は、中学、高校生よりも「精神の殻」という
ハンディは大きかったのではないかともいます。
さて、スタート時の実践英語力はゼロの生徒たちが、1年でなぜ
生活に困らない英語力を獲得できるのでしょうか。
英語力を伸ばした生徒は、例外なく友だちが多いと思います。
おおよそ、ルームメイトと仲が良く、現地の生徒たちとも交流があります。
そして、先生たちともいろいろなかかわりを持ちます。
彼らの話を聞いていると、驚くほどに生徒や先生の個人的なことも知っています。
勉強もさることながら、留学スタート時点では、人間関係の構築が
重要で、その基礎があってこそ、勉強もうまくいくのではないかと私は思います。
さて、彼らの2年目ですが、テーマはどれだけESLを減らすことができるか
ということになると思います。
この課題をこなすためには、異文化適応のための勇気や決断力に加えて、
コンスタントな学習努力が必要です。
今までは、自分の身の回りで起きることをとにかく吸収して、
精神的な糧としてきたわけですが、これからは、それらを整理体系化して、
知識として定着させる必要があります。
そのための2年目の留学ですが、新たな課題に取り組む彼らを
応援できることが、私の喜びと楽しみであることは間違えありません。

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