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英語力と生きる力 10 英語圏教育システムの特徴

<前日のブログに続きます>
生徒たちの可能性を見出し、自覚させ、それを伸ばし将来に繋げることができるようにするために、ボーディングスクールはいろいろな「投資」を惜しみません。特にアメリカボーディングスクールの場合、広大な土地を学校が所有している、学校施設は恒に改善されるべきであると学校経営に携わる人たちが思っているなど、向上のためのハードとソフトがかみ合っているので、多くの学校で「工事中」の新設施設や「改装中」の建物が散見されます。
ボーディングスクールは生徒の生活環境を改善することにも積極的です。職員やスタッフの70-80%がキャンパス内で暮らしているので、生徒が何を不自由に感じているか、どうしたいのかということを学校側が感じられるような仕組みになっています。生活の不便は、そこで暮らす人たち共通の課題ですから、先生たちからも改善の声があがります。
もし妥当な改善がなされなかった場合、生徒たちの不満と先生たちのそれがシンクロしてしまえば、彼らも学校を去っていく可能性も十分にあります。「成績向上」や「学力増強」などの目標がボーディングスクールでは掲げられないのは、子どもたちの本音として、勉強ばかりの生活が現実的でないことを先生や管理職に携わる人たちも十分に知っているからでしょう。
では、なぜ日本ではそれが可能なのでしょうか。
一つには、日本の場合、殆どの生徒が自宅から学校に通っているので、相当の自由時間があります。その時間を徹底して勉強に回して、家ではリラックスできます。自由時間を何に使うかは、お母さんの采配です。
現在の日本の教育システムでは、学校以外でさらに学習量と質をスピードアップさせて、誰よりも早い時期に目指す学校の合格レベルまで達成すればいいのです。学年ごとにやるべきことは、明確に整備されていますから、その学習軌道に生徒が乗りさえすれば、あとは自動的にゴールまでのプランが設定されます。ただし、このシステムにおいては、生徒たちの個性や学習特性、また彼らのものの見方、捉え方、対処の仕方などの実社会での実用知識は加味されていません。結局は、一方的な判断基準で生徒たちは選択されていくことになります。

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