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ボーディングスクール留学 担当者との連絡2

<前日のブログに続きます>
アメリカのボーディングスクールへの電話連絡の不便さで終わった昨日のブログですが、その傾向はインターネット環境がより進歩するに従って増すのではないかと思います。
さすがにボーディングスクールに電話をした時に、「この通話は・・・のため録音されています」というアナウンスが流れることはありませんが、人件費の削減なのか、電話に生身の「人」が答える機会が少なくなっています。
もちろん、話したい相手が現場にいないのではありません。接客や何らかの対応で電話に出ることができなのですが、Your phone is very important. Please leave your name and phone number. I will return your call as soon as possible.というメッセージは流れるのですが、昨日も述べたようにコールバックは全く期待できません。
日本の学校であれば、初めから人が電話口に出て、話したい相手が不在な時のメッセージは留守番電話に録音するということはないと思います。当然、メッセージは相手に伝わりますし、それを受けた相手もメッセージどおりに対処してくれます。
日本では当たり前の常識が、アメリカのボーディングスクールではなかなか成り立ちません。
ボーディングスクールのランクにかかわらず、また規模の大小にかかわらず、コミュニケーションの不自由さを感じているコンサルタントは私だけではないと思います。
メールで連絡をする、メッセージを残すという2重の手段をもってしても、それでも返事が返ってこない場合もあります。
そんな時は、あえて忙しいアドミッションオフィスではなく、校長秘書、生徒指導部といった部署のエクステンションナンバーを押して、「人」と話すことが有効です。電話口に出た人に、自分が困っていることを話して、援助を依頼するのです。そうすると、目的が達成できる場合があります。
私の個人的な感想ですが、日本の学校や組織や事務処理や接客対応に比べると、アメリカの学校のそれは一言でいうといい加減と思います。「日本だったらあり得ない」ことを今までに何度となく経験しています。サインをし忘れた入学許可書、必要書類の遅配など、いちいち怒っていたら体が持たないと言っていいと思います。
さて、最近のことですが、どうしても話したい担当者と3日連続でメールや電話メッセージを残したのですが、音沙汰がありません。たまたま電話に出た他の担当者に私の窮状を訴えると、「オーケー、こちらから連絡させるので、電話番号を教えてください」とのことでした。
どうしても話したいという私の意思が伝わったのでしょう。このケースは私の携帯に国際電話が話したかった担当者から直接かかってきました。
いつもの穏やかで優しく、思いやりのある声を聴いてホッとしました。「やれやれ」と思ったのが本音ですが、異文化と付き合うコツは、感情的にならずに、あるがままにものごとを受け止めることにあると思います。

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