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ニュージーランド留学 - 長期休暇の過ごし方 2

<前日のブログに続きます>
自主性や主体性を尊重し評価することは、現実に直面してみると決してやさしいことではありません。その理由は、今までの評価方法が減点方式、結果主義、総合評価など、本人の独自性や個性が着目されていないやり方であるからです。
では、どうして独自性や個性が重視されないかというと、評価を客観的な数値にすることが難しく、ひいては、公平、平等の原則にマッチしないからではないかと思います。
テストの結果が数字で示されれば、その順位づけはとてもシンプルです。また、不公平性もありません。そして、大量に処理も可能です。この合理的な評価方法に私たちは無意識に慣らされているので、語学の習得も「量」が問題という視点から入るように思います。しかし、いくら量をこなす努力をしても、そこに身が入っていなければ、その場しのぎの無駄な努力になりかねません。
殆どの人が、試験の本質をそのように受け止めていながら、我慢して面白くもない勉強を続けているように思います。
今日、標題にニュージーランド留学としましたが、いずれの国への留学においても、異文化で学ぶことは、古今東西を問わず、今までの日本式評価方法を覆す力を秘めていると私は確信します。
留学初年度の長期休みの過ごし方は、本人と親にとって、新たに家族の絆を確認する絶好の機会なのではないかと思います。親は、既存の価値観や概念に捉われずにわが子の成長とこれからの課題を考えられるでしょうし、本人は親とより話す機会を得られます。
親が思うとおりには子は動きません。しかし、親を無視しているのではなく、自分でやりたいこと、やるべきこと、そしてそれができないことへの苛立ちも彼らは感じています。
親の心配は、2年目が続くかどうかというのが本音ではないかと思いますが、私のコンサルティング経験34年間のうちで、1年目を完了した生徒で2年目を継続しなかった生徒は5人もいません。その分母となる長期留学生数は1000人を超えると思います。
留学当初の状況を振り返ってみてください。
基本的には、単身で海外に行き、そこで1年を全うできたということそのものが、素晴らしいことで、それ以上に多くは望まなくてもよかったはずです。そのような視点から考えれば、わが子に対して、多くの要求は望まなくても良いのではないかと思います。

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