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中学・高校留学 - 長期休暇の過ごし方

<前日のブログに続きます>
小学校の時期に留学する場合は除きますが、中学、高校での留学においては、英語圏の学年末の休みの過ごし方は重要に思います。
留学した本人としては、おそらく帰国を希望するでしょう。しかし、本人を客観的に見ることのできる親にしてみると、英語圏の休みの期間が日本の夏休みに比べて倍ほどもあることと、学年が変わる休みなので、日本ほどには課題や宿題がでないこと、を考えると
「せっかく1年間、苦労して英語力をつけたのに、それを失ってしまう」
とすなおに思えてくるわけです。ではどうするかですが、帰国後の過ごし方を工夫することで、親も子もハッピーになれるのではないかと思います。
もちろん、本人が現地にとどまりたいという希望があった場合、親はOKを出すだけで、本人は自ら「休みの過ごし方」を考え出せると思います。サマースクールに通う、中学、高校生でも行ける英語学校で学ぶ、1年間で友だちになった生徒のところにホームステイをさせてもらう、自分で旅行を考えるなど、自立性が芽生えてくれば、親の役割はかなり軽減されるとともに、それだけ、本人の精神的成長をほめてあげられます。
本人が帰国を希望する場合、これもまた成長のチャンスと考えることが第一に重要なことです。親の不安である「英語力を失くしてしまう」、「生活がダレる」、「家に2ヶ月以上もぶらぶらされるのがとても不安」といったことに支配されると、すべてはマイナス思考に向かいます。
その結果、本人との対立しか生まれなくなってしまいます。
本人の立場からすれば、「1年の苦労が理解されていない」ということになってしまいます。中学、高校時代の子どもたちは、親の言っている理屈は理解できる年齢ですが、行動が伴わないという「こころと体のアンバランス状態」が常にあると思います。
それを解消するためには、どうしても、本人の立場になってお母さんが考え、まず「勉強」ではなくて、「1年の評価」を先行させて考えればいいのではないでしょうか。その対象となる事例を挙げます。
・今までにない努力ができた
・適応能力も十分にあることがわかった
・言われなくても、自分で考え、行動することができた
これらを積極的にまず取り上げることで、日本の受験勉強的な問答無用の強制的な取り組ませ方から本人を開放して、自らしなければならないことを考えさせるのです。
つづく

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