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スイスのインターナショナルスクールについて 5

スイスのボーディングスクールはイギリス系、アメリカ系、フランス語系、ドイツ語系などに分類できます。に。アメリカ系はTASIS(The American School in Switzerland)とLeysin American Schoolです。TASISはアメリカのペンシルバニア州出身の教育者、フレミングさんによって第2次大戦後にLuganoで立ち上げられましたが、主にアメリカからの生徒を受け入れることで、伸びていった学校です。
戦後、アメリカは経済的に発展して、世界一の大国になりました。そして、いろいろな企業がヨーロッパに進出していきました。当然、多くのアメリカ人家族が企業と共にアメリカからヨーロッパに移りました。ヨーロッパにあってもアメリカの教育を希望するニーズもあり、TASISは着実に学校としても成長しました。
さらには、ソビエトの崩壊と共に、共産圏が自由化され、更に多くのアメリカ企業がヨーロッパ市場に流れたために、TASISに入学する生徒はアメリカを中心に増えていきました。
Leysin American SchoolもTASISと同様に第2次大戦後に生まれ、アメリカの発展と並行して伸びてきた学校です。オットーファミリーが学校経営の中核ですが、現在の校長は3代目です。2代目のスティーブ・オットーさんは、ご自身がアメリカの大学で教育を受けました。現在、スティーブさんと奥さんのドリスさんは学校経営の第一線を退いていますが、このご夫妻の学校に対する専心と献身的努力は相当なものでした。
アメリカの経済力が落ちて、強いアメリカのイメージが徐々に変化する今の世界情勢の中で、スイスのアメリカンスクールでもアメリカからの生徒が減少傾向にあります。そして、今、生徒数が伸びつつあるのはロシアとロシア語圏に国々です。今後成長が期待されるBRICsと呼ばれている国々のRはロシアですが、Bのブラジル、Cの中国、Iのインドよりもスイスのボーディングスクールにおいては、ロシアとロシア語圏の国々からの生徒が急激にその数を伸ばしています。アメリカ本土のボーディングスクールでは、中国からの生徒の数が激増していますが、今後、ロシア、ロシア語圏、そして中国が、世界のボーディングスクールの留学生の主流となるでしょう
もちろん、この傾向が永遠に続くわけではありません。
10年後には、スイスのボーディングスクールを構成する留学生のうち、出身国はどのように変化していくのでしょうか。
スイスのボーディングスクールのなかで、小学校からYear8までのLa Garenneだけ、驚いたことにロシア系の生徒と日本人生徒の数が同程度です。できることであれば、一つの学校に集中せずに分散したほうが、効率良く異文化を吸収して学習効果を増すことができると思います。

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