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留学から帰国する生徒の受け入れ 2

<金曜日のブログに続きます>
日本の場合、どこの大学に進学するかというのが、高校評価の絶対的基準になっていて、大学側から直接、受験生についての打診があった場合、高校としては、受け入れざるをえないのではないかと思います。
本来、1年間海外で過ごした生徒をどの学年に編入させるかは、受け入れる高校が決めてしかるべきというのは、常識でも判断できます。留学制度がなかった80年代前半でさえ、1年間留学した生徒に単位を与え、同じ学年を繰り返すことなく、受け入れた学校があることを私は当の留学生から聞いたことがあります。
大学という教育機関の持っている権威という力に高校は驚くほどに弱い面があります。また、日本の場合、同じ考え方、やり方であれば、安心というグループ意識があるようで、同じ系列の学校が生まれやすい。しかし、そのような教育形態を英語圏は持ちません。
アメリカの場合、ボーディングスクールの最難関で世界から生徒を引き付けるテンスクールズはすべてが9年生から12年生のハイスクールのみで成り立っています。これから、世の中がどのように変化しても、彼らの付属中学、付属小学校はあり得ないでしょう。彼らにとって、そうする必要はないというよりも、独自の教育を行う中で、広く生徒を募集するために、その多様性の尊重こそが彼らの理念であり、めざす教育の真髄だからです。
多様性を理念とするのであれば、自分の学校の付属の中学や小学校からの持ちあがり生徒は矛盾してしまいます。
1年間留学をして帰国する生徒の入学資格を巡って、私はその生徒が出願する予定の学校の教頭先生とかなり長く話しました。先生は、ご自身のお子さんをオーストラリアに留学させ高校から大学までの教育を受けさせたこと、先生が体験した海外での勉強法と日本の違いなどを、いろいろと話してくれました。
先生は、私がお世話している生徒が留学中に履修した科目について、単位取得が認められれば、留学中の単位を認め、次の学年での入学を考慮すると言われました。
問題は、誰が「単位を認めるか」です。
単位というのは、国によって、認定の基準が異なりますから、他国学校への「移行」は出来ません。故に、日本の留学制度においても、30単位を認めるその主体は、受け入れる日本の高校にあります。
教頭先生が述べられた「単位取得が認められれば」ということは、その生徒が現地で勉強してきた内容について、現地で認められればということになるわけです。
その生徒の成績は金曜日に私が述べたとおり、抜群でした。したがって、本人が出願資格を認められるためには、正式な成績証明書の発行が必要です。
つづく

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