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能動的教育 3 

<前日のブログに続きます>
夢や希望というのは、長い時間をかけてこころのなかに醸成されます。何が欲しいとかこうなれたらいいなど、身近な夢から生涯をかける夢など、千差万別ですが、基本的には今の環境の反作用から生まれてくるものではないかと思います。
教育を考えるなかで夢や希望を生み出すことが、教育を受ける側の手っ取り早い達成目標となると思いますが、夢や希望は決して本人に押し付けられるものではありませんし、その代弁を親がしても全く意味を成しません。どうしたら、子どもたちの夢や希望を彼らのこころに醸成できるか、そのカギを握るのは、彼らを取り巻く環境にあることは間違えありません。
便利で豊かな生活が当たり前の現代にあっては、社会全体で達成しようとするような夢や希望は持ち得ません。日本はすでに高度成長期を過ぎています。つぎに安定期になればいいのですが、長続きするデフレからいつ脱却できるのか、その予測はとても難しい状況です。
この状況を子どもたちにどう説明し、どのようにしたら彼らに将来への夢を持たせることができるか、それが教育にとって大きな課題です。しかしながら、この先行き予測の難しいなかで、子どもたちの世界までにまで、「夢を実現させるための教育」は届いていないと思います。それどころか、初等、中等教育の流れは、戦後から一貫して変わっていないのではないかと私は思っています。すなわち、大学入試への照準設定による徹底した知識の詰め込みです。
この教育の流れのなかにあっては、能動的な教育は期待できないと思います。そのなかで、子どもたちに、彼らが切実に生活の不便を感じ、それを改善したいと自らこころざし、実行できるだけの勇気と意欲を持たせることができるとすれば、なんと素晴らしいことでしょう。
未来がどう変化しようとも、どのような事態になっても、小さな時に体験した自分で解決する精神は、彼らに希望を持たせ、夢を追求するという精神を植え付けることにならないでしょうか。
ある留学生は、1年間の留学で体験した異文化生活を考えれば、受験勉強は簡単と言いました。
殆どのボーディングスクールでは、発展途上の国々に出かけ、そこで生徒たちに1-2週間のボランティア活動を行わせています。
現代にあって、子どもたちに生活の不便さや自分の意のままにはならない生活をなるべく早期に実体験をすることが、彼らの未来を切り拓く能動教育のために重要ではないかと思います。
つづく

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