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ジュニアボーディングスクール―入学難易度

ジュニアボーディングスクールは、その数が全米でも10校あまりと、高校としてのボーディングスクール、さらには大学の数と比較すれば、かなり少ないという特徴があります。その理由は、寮生を受け入れ、9年生までの学校というニーズが高校、大学に比べてかなり少ないからにほかなりません。
アメリカボーディングスクールの特徴といっていいと思いますが、一貫校で入学難易度の高い学校はありません。高校は9年生から12年生までの4年間が主流を占め、ランク5、ランク4のボーディングスクールで中学校が併設されている学校はありません。
下記、アメリカジュニアボーディングスクールのリストです。★印は男子校、括弧内は州を示します。
★Cardigan Mountain School(NH)
★Eaglebrook School(MA)
Fay School(MA)
Rectory School(CT)
Rumsey Hall School (CT)
★Fessenden School (MA)
★Hillside School (MA)
Indian Mountain School (CT)
Bement School (MA)
North Country School (NY)
5-6年生から寮生を受け入れ、9年生で終わる上記の学校の入学難易度は、高校としてのボーディングスクールに比べるとかなり低いと言えます。また、英語力を示すテストはTOEFL Juniorを提出することになります。上記、すべての学校がTOEFL Juniorを要求するわけではありません。しかし、インタビューはいずれの学校も必須となります。
出願に関して必要な書類は、前回のブログで書きました。また、Fay Schoolを除くジュニアボーディングスクールは、ローリングアドミッション方式を取っていることも述べました。出願条件がすべてそろえば、合否は一週間程度で出されることになります。
高校としてのボーディングスクールに比べると、英語力、学力の要求度に格段の違いがあるジュニアボーディングスクールですが、その理由は、10代前半の生徒の柔軟な異文化適応力にあるといっていいと思います。
ジュニアボーディングスクールは自らの留学生受け入れの経験から、彼らの英語力が最初の半年ほどで、たとえ入学時に英語力がゼロに近くても、生活に困らないくらいになることを十分に知っているのだと思います。
9月の新学期がスタートして、そろそろ1か月になろうとしています。来年度の入学を考えるご家族にとっては、これから学校訪問、そして出願書類提出と年末までに行うべきことが明確になる時期です。

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