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Horris Hill School -イギリス小学生留学

Oxfordの周辺にはパブリックスクール(私立中学・高校)が多数あり、それらに入学するための徹底した準備のためにジュニアボーディングスクールがあるという状況は、アメリカ東海岸、ニューイングランドとミッドアトランティック地方に見られるボーディングスクール事情と酷似しています。
アメリカはその国土が広大なため、イギリスにくらべると東海岸だけでも移動にかなりの時間がかかりますが、イギリスは日本と同様に国土が狭く、学校間の移動も車があればとても効率よく簡潔に行えます。Dragon Schoolに続いて、Horris Hill Schoolを訪問しました。下記にこの学校の基本データを示します。
Horris Hill School
総生徒数:112人(男子校:寮生100人、通学生12人)
受け入れ年齢:8才~13才
留学生(寮生)受け入れ学年:8才~13才
創立年:1889年
留学生の割合12%(イギリス人のうち、10%が海外居住ファミリー)
留学生の国籍構成:スペイン、ナイジェリア、韓国、香港、中国、カザフスタン、ロシア、アメリカ、ドバイ等
入学のための英語力:生活に必要なコミュニケーション力必須
アメリカの場合、中国人留学生の激増の影響で、ジュニアボーディングスクールへの入学が相対的に難しくなっている状況を今まで私は何度かブログで述べましたが、イギリスではその傾向は全くありません。
イギリスのジュニアボーディングスクールは、世界に認められたパブリックスクール(私立中学・高校ボーディングスクール)入学のための周到な準備教育を行うための小学校(3年生~中学校一年生)といえますが、中国からの留学生が突出しているという現実はなく、また韓国からの生徒もまばらです。アジアからの留学生人種バランスという視点からするとアメリカのジュニアボーディングスクールよりも格段に良いといえます。ただし、イギリスのジュニアボーディングへの寮生受け入れ年齢はアメリカよりもかり低く、Year4(日本の小学校3年生)からが標準となっていますから、アメリカのジュニアボーディングスクールよりも2-3年早く子どもたちの教育を総合的にデザインする必要があると言えます。
さて、Horris Hill Schoolですが、通常の日課は先日まで3回にわたって紹介したDragon Schoolとおおよそ変わりません。
この学校の場合、総生徒数が少なく、校長夫妻が生徒募集のみならず、学校運営にしっかりと携わり、20名の職員、スタッフがすべて学内で生活している状況は、まさに大きな家族として生徒ひとり一人をお世話する学校と言えます。
Winchester関連の教育者によって創立されたこの学校は、名門Winchesterへのフィーダースクール(卒業生を多数送り出すこと)としての伝統を持っており、現在でも卒業生の多くがWinchesterに入学します。さらに、進学先として、Eton、Harrow、Radleyという名門校が並んでいます。

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