留学コンシェルジュ

その2 留学2年目、英語力を伸ばすために

<前日のブログに続きます>
中学校以下の留学で留学する本人の英語知識が未熟な場合、文法や語法の補足的学習を私は彼らに勧めています。
正月の3日で今回のテーマとなっている生徒との日本でのスカイプ学習はすでに終了しましたが、渡航後も土・日を使って英語学習の応援を私はするつもりでいます。本来であれば英語の勉強をするために留学しているのに、あえて日本からこのようなかたちで支援をする必要がなぜあるのでしょうか。その理由を述べます。
ボーディングスクールでのESLクラスにおいては、文法を中心とした英語学習はしません。読む、書く、の反復練習により、英語力をつけていくというのが、ESLの基本的な学習方法です。
日本人が日本語文法を知らなくても日本語を話せるのと同じように、英語を母国語とする人にとっては、英語構造や文法を日本の英語学習でするようにあらためて学習する必要がないのだと思います。
言葉を覚える初期段階であれば、日常からの語学習得は十分に可能でしょうが、7年生(中学校1年生)での留学となると、英語理解のルール、すなわち文法知識は読み書きに大きな力となります。
英語文法は決して難解ではありません。また、学習すべき項目も限られています。小学、中学留学の場合であれば、半年もすれば生活英語を身につけることは、すでに私は過去のブログで複数回述べています。また、今回の生徒は英語の基礎を生活から学習していますが、その体験的知識を文法的に整理することで、より短期間で正確な読み書きのための英語習得をするためにあえて「日本語で」文法を理解することが必要、あるいは有効な手段となります。
ボーディングスクールでは、英語を学習する機会はクラスだけではありません。スポーツや芸術、音楽、そして社会活動の分野まで学校がいわゆるアカデミックな教科以外にもボーディングスクールは熱心に生徒に取り組ませ、そのような環境から英語を留学生に体得させることを強調します。
それが日本からの留学生にとり、学校概念のコペルニクス的転回をもたらすことになります。そして、多くの生徒が日本にはない斬新な勉強形態に適応し順応していくことになります。
しかしながら、多くの留学生が英語を合理的に理解するために再度日本式英語学習に注目することも十分に考えられることです。
ウィークデイは日々の課題が多く日本との時差の関係で長時間、スカイプでのコミュニケーションは出来ませんが、週末は自由時間もあります。その寸暇を勉強に充てようとする生徒の意欲を私は尊重したいと思っています。

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