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Hotchkiss School訪問

ジュニアボーディングスクールを訪問する際、私はボーディングスクール(高校)も訪問スケジュールに組み込みます。それは、留学生たちに素晴らしい設備と施設、そしてそこで学ぶ人たちを見ることで、進学先の目標を高く持ってもらいたいからです。
アメリカのジュニアボーディングスクールはマサチューセッツ州とコネチカット州を中心とするアメリカ東海岸地方に集中しているため見るべき高校をこの地域で設定することは容易にできます。
Indian Mountain Schoolを訪問し、そこから車で5分とかからないテンスクールズの一つ、Hotchkiss Schoolを訪問しました。下記、基本情報を示します。
Hotchkiss School
総生徒数:601人(寮生558人、通学生43人)
学年:9年生~12年生+post graduate(卒業後1年)
留学生(寮生)受け入れ学年:9年生~10年生
創立年:1891年
この時期、ボーディングスクールのアドミッションオフィスは、締め切りを1月に控えて出願者のインタビューと共に、彼らから続々と到着する書類の整理などで大変忙しい時期です。今回のHotchkiss School訪問は、生徒のガイドなしのセルフ・ツアーという条件で学校訪問予約を受け付けてもらいました。
アドミッションオフィスでもらったキャンパスマップをもとにして、学校施設を見て歩くわけですが、マップにある建物の総数は50あまりにもなります。これらすべてを見学する必要はありませんが、もしそれをおこなうとすれば、半日くらいはかかるでしょう。
アメリカのボーディングスクールはどの学校もキャンパスが日本に比べれば、広大で個性的であり、校舎や管理棟などの配列に規則性はありません。というわけで、50あまりもあるこの学校の建物を分類して、見るべき建物を決めて見学しました。
見学すべき建物は以下のように分類されます。
★授業が行われる学習棟
・数学/理科系
・英語/社会系
・絵画/陶器系
・音楽
・演劇/ミュージカル劇場(シアター)
★体育施設
・サッカー/フットボール/野球場など
・室内施設(バスケットコート、テニスコート、スカッシュコート、プール、アイスリンク、フィットネス等)
★図書館
★カフェテリア(食堂)
★寮
★チャペル
Hotchkiss Schoolの場合、50余りもある建物のうち、その多くが寮になっていることがわかりました。また、アドミッションオフィスから通路で結ばれている学習棟は、3階建てになっていて、各階ごとに数学/理科系、英語/社会系、アート系のクラスが配置されていました。どこの教室にも縦5メートル、横2.5メートルほどの楕円形のテーブルに十数名の生徒と先生が座る形で授業が行われていました。
ちなみに、日本のように学年によって階が別れることは、アメリカのボーディングスクールではありません。
Hotchkiss Schoolの場合、この学習棟にカフェテリア、チャペル、コンサートホールなども併設されていました。したがって、広大な敷地の割には、見学は容易でした。
この学校の場合、公道が学校の建物を2分していて、片方が大きな体育コンプレックスになっています。そして、その隣に学校が所有するゴルフコースが学校の建物を囲むような形で広がっています。
一般にジュニアボーディングスクールに入学する生徒の場合、本人よりも親の方がボーディングスクールを見学して日本との違いに驚きます。今回の学校訪問も例外ではなく、カリフォルニアに留学経験のあるお父さんもHotchkiss Schoolにこころを震撼させられるような感動を覚えたようでした。

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