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日曜コラム 快適なホテルについて

先週の日曜コラム、天才の要素のつづきはまたの機会にして、
今日は、今年最後のアメリカジュニアボーディングスクール訪問、
とてもユニークな発見について述べたいと思います。
コネチカット州の小さな町、TorringtonにあるQuality Inn & Suites
という全米にチェーン展開しているホテルに泊まりました。
少し早目にホテルに着いたのですが、フロントには誰もいません。
Anybody Here? と呼んでも、誰も出てきません。
5分ほどして、柄のシャツにジーンズをはいた大柄な人が入ってきて、
Check In?と聞かれたので、Yesと答えて、手続きをしていると
「どこから来たの」というので、Japanというと、
「おいら、日本にいたことがあるんだ」とにこにこしながら彼は語ります。
ずいぶんフレンドリーですが、これはホテルの対応ではありません。
ローカルなモーテルそのものです。
チェックインした今回の同行のご家族の部屋の掃除が済んでいない状態で、
すぐに新しい部屋に変えてもらいました。
部屋のドアが、少しひしゃげていて、手でしっかり押さないと閉まりません。
絨毯も埃っぽく、素足では違和感があります。
私の部屋のクローゼットにハンガーが二つしかありませんでした。
このクローゼット、畳2畳以上の広さがあり、室内を照らす
電気のスイッチとドアまでついていますが、果たして、
ここは部屋として使うのか否か、とても無駄な空間に思えます。
あと5つハンガーを用意してほしいとフロントまで歩いてき、
大柄な従業員さんに伝えました。
「オーケー、わかった。用意するよ。」
そして大柄な彼は、埃をかぶったトレーナにスエットパンツをはいた
ホテルの従業員、(あるいは作業員?)に何やら説明しています。
5つハンガーを従業員と作業員を兼ねた人が持ってきてくれたのですが、
フックの形が違っていて使えません。
「オー、これじゃあ使えないね。ちょっと待てよ。どうにかならないかねえこれ」
彼は、作業員らしく、ピンハンガーをどうしたら使えるか、一考していましたが、
「他の持ってくわ」と部屋を出ていきました。
彼に代わってプラスチックと針金の不揃いのハンガー5つを持ってきたのは、
フロントにいた大柄な従業員さんでした。
彼は携帯電話で話しをしながら、私にハンガーを渡してくれました。
話しが前後しますが、チェックインの時に「ジムはあるの」と大柄さんに聞くと、
彼は「ああ、あるよ。プールだってあるよ。あっちだよ」
確かに、40㎡くらいの温水プールとその脇に使い古したランニングマシン2台と、
いくつかの運動器具がおいてあるフィットネス部屋がありました。
早6時にそこに行くと、プールは9AM-11PMと書いてあり施錠されていました。
フロントに行って、大柄さんに「ジムを使いたいのだけど・・・」というと、
「オーケー」といって、ドアの鍵を開けてくれました。
9AMは完全に彼の頭には入っていないようです。
ヒルトンやシェラトンなどと比べると、物理的には完全な失敗選択かもしれませんが、
同行したご家族からはクレームはなく、私も「これもまた一興」と思いました。
大柄さんは黒人さんで、埃をかぶっていた従業員兼作業員さんはヒスパニック系でした。
フレンドリーであることは、人のこころを温かくしてくれます。
チェックアウトの時、大柄さんはGood Luckといって微笑み、
私はThank youといって、微笑返しました。
今年最後のボーディングスクール訪問は、笑顔で終えることが出来そうです。

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