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日曜コラム 天才の要素

テレビでいわゆる秀才を特集した番組があり、家内が感動的に語ってくれました。
「すごいのよ、東大や京大を主席で出た人や、神童と言われた人が、すごい問題をスラスラ解いていくの。私が三行読んでいる間にその人たちは一ページも読んじゃうしとにかくすごいの。信じられない難問を瞬時に計算しちゃうのよ。」
家内の『すごい』の連発に私は何がすごいのかを突っ込むのもわすれて、
いつのまにか「そう、すごいんだねえ」と家内の言っていることに迎合していました。
細かい内容は忘れましたが、彼らは琵琶湖の面積や容積や主要な情報は、
暗記しているらしく出題者もそれを当たり前と考えて出題しているようでした。
家内が本を読むスピードの10倍以上でぱらぱらと本のページをめくり、
その内容をしっかり理解しているなど、一般の人から見れば、
信じがたい様なことがテレビの画像に映し出されていたようです。
もちろん、速読だけではなく、彼らの頭には多くの情報が詰まっているだけでなく、
それらを瞬時に引き出して、計算できるように、その公式も整理されているのです。
常人では考えられない能力であることは間違えありません。
さて、翌日、私と二男はヤマ(20㎡ほどの田舎の土地)の草刈へと
向かう途中のドライブで、テレビで放映された秀才たちの能力争いが
話題となりました。二男は養蜂を千葉の君津市の山中で営んでいます。
「錦織圭がボールをヨーロッパに向かって打つ問題は、大学の現役時代であれば、いくつかの公式を覚えていたから、私でも解けるかもしれない」と二男は言っていました。それを聞いた時、私は秀才には原則があるのではないかと直感しました。
すなわち、彼らは速読、計算などのノウハウを独自に身につけていて、
それに基づいて与えられた情報を瞬時に処理しているのでは、ないだろうかということです。
そこで思い出したのが、私の高校時代の友人、剣道部の主将です。
彼は高校3年生の2学期くらいから、真剣に受験勉強に取り組みましたが、
彼が選択した日本史には、それからの短期間で、
異常なほどの情報を詰め込むことができました。
受験対策用の知識で、高校3年の2学期の日本史の期末試験は満点でした。
彼曰く、「東大に行くような連中は、受験のための丸暗記の集中力を3年間続けられる。」すなわち、秀才とは異常な集中力を持った人たちのことではないでしょうか。
つづく

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