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文化のインパクトと目標 ボーディングスクール留学 

効率よく学習するためには、目標が必要です。そして目標には必ず期日という条件が付いてきます。この二つの要素を無視して学習効率を上げることは出来ないと思います。問題は目標設定のための価値観です。
今度の中間試験でたとえば、何点取ろうというような目標は学校に通う生徒であれば、当たり前のことですが、現実的には決めた通りに目標は達成できません。なぜ達成できないかというと自分自身で納得していないからです。すなわち、「こんなもんだろう」、あるいはできないことの理由を探して、集中できないでいるうちに試験日が明日という状況です。
留学すると果たしてこのような学習状況が改善されるでしょうか。
そのカギを握っているのはもちろん留学した本人ですが、本人が予期していない現地での文化的衝撃はとても激しく、その反動として彼らにもたらされるものは極めてシンプルではありますが、現地での生活に欠くことのできない目標です。
生活の勝手が違い、聞こうにも言葉がわからず、自力での努力には限界があります。また、人に助けてもらうにも、自分のことがうまく言えないのですから、「どうしよう」ということになります。
この異文化生活でのインパクトこそが生徒たちの個別の目標を発見する重要な手掛かりになります。
今までのようにテストの点数を何点というような余裕の目標設定は到底できません。そこまでの余裕がないからです。では、何をどのように彼らは設定するのでしょうか。
第一に、この不自由極まりない生活のなかで、彼らは無意識のうちに目標について考えさせられるでしょう。そして、まずテストの点数よりも自分が満足に日常をおくるための目標を設定します。どうしたら、仲間とコミュニケーションが取れるか、自分のことを少しでも相手に伝えることができるか、また相手のことを理解するためにはどうしたらいいかなど、社会生活の基本を目標として設定します。
これらの目標は、周囲の人たちの言っていることや行いを模倣することによって少しずつ達成されていきます。
つづく

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