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♯2 教育とは何でしょうか―推薦状について

元英語圏の高校で英語教師で日本を訪れた先生から、良い推薦状を書くための生徒の条件について聞く機会がありました。
その先生のご主人は高校の校長先生を長年務め、現在は市の教育員会に勤務しています。その奥様である元英語教師、すなわち国語教師ですが、彼女は現在、乞われて留学生の担当責任者として高校に勤務しています。ご夫妻とも還暦はかなり前に過ぎている教育者です。ご夫妻のお子さんたちはイギリス、香港、そして彼らの母国で独立した生活を送っているインターナショナルファミリーです。
さて、彼女が担当する日本人留学生の推薦状ですが、推薦する側にとって書きやすい生徒とは、多様性に富んだ生徒だそうです。学業だけに焦点を当てるのではなく、スポーツ、課外活動、音楽、芸術、社会活動などを通じて、その専心性や指導性、協調性などを書くことが、もと国語教師としては一番筆が進むというのです。
英語圏においては、大学入試で必要とされるのは、テストの点数だけではありません。
高校時代の学業成績、学業実績は極めて重要な評価の対象となります。高校時代の3-4年間の成績の推移をアドミッションスタッフは重視します。
それに加えて、志願者の志望の動機もとても重要です。本人の独自性を生かした視点において、大学で何を追求したいのかが問われます。
スポーツ、芸術、音楽、課外活動など、学業以外の要素で卓越した実績については、本人個性を光らせる要素に間違えありませんが、それに加えて、自分だけでなく、自分が属している小さな社会にどのように貢献したかを先生としては、述べたいのではないかと思います。
もちろん、実績の列挙だけではく、本人の個性や特性に付随する社会性が先生としては一番、評価しやすく、高等教育課程へと伸びていく教え子を誇りをもって評価したい根拠となるのではないでしょうか。
組織としての推薦を重んじる傾向のある日本の教育システムとは大きく異なり、あくまでの個人の成長に焦点を当てる推薦状、それが英語圏の推薦状の意義と役割になると思います。

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