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日曜コラム スイス大使館でのレセプション

毎年、秋のこの時期にスイス留学フェアーが開かれます。、
フェアーの名の通り、その目的とするところは、学校側にしてみれば、
生徒募集であり、参加者側は自分に合った学校を選ぶということになると思います。
いずれのフェアーも毎年の参加者に極端な増減はないように思います。
スイス留学フェアーが開催される前日、スイス大使館で留学関係者のみを
集めた会合が開かれました。
スイスボーディングスクールへの留学に貢献した家族、主要コンサルタント、
留学生OB、OG、など72名が招待されました。
今年は、日本とスイスの交流が始まって150周年にあたる年だそうで、
スイス大使、ウルス・ブーヘン閣下のスピーチでも150周年を記念して、
たくさんのスイスフェアーが日本各地で開催されることが紹介されました。
同時通訳さんが大使のスピーチを訳して参加者に伝えるのですが、
通訳さんの気遣いは、スピーチの内容の正確な伝達もさることながら、
スピーチをする人たちの順番や、呼称なども見られます。
日本の場合、目上、目下で敬語の使い方が異なりますが、
英語では敬語という概念がそもそも日本語のように細かくはありません。
いつも大使館主催の会合にでると感じるのですが、「閣下」というと、
私のイメージでは明治時代、立派な口髭をはやして、詰襟の制服を着て、
胸にはたくさんの勲章が飾られた初老の人をイメージしてしまうのですが、
スイス大使であれせられるウルス・ブーヘン閣下はとても親しみの持てる
ホスピタリティーにあふれたにこやかな人で、解りやすい英語で参加者の
皆さんに日本とスイスの共通点をアピールしていました。
食文化が豊か、勤勉、旅好き、時間厳守の概念、時計などのクラフトマン技術
などが閣下によると日本とスイスの共通点だそうですが、
なるほどととても親しみが持てました。
留学のフェアーといういわば、私的な組織のレセプションを
大使館でおこない、なおかつ大使がスピーチをするだけでなく、
そのあとのパーティーにも参加されて、ゲストと談笑するのは、
私の知る限りですが、英語圏ではスイスだけだと思います。
日本人にとても人気のあるスイスという国に、
より多くの若者が学び、そのインターナショナル性を吸収して、
彼らの将来に役立つよう、留学を通じて、子どもたちの成長の
お手伝いができればと思います。

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