留学コンシェルジュ

その2 留学の必要性

<3日のブログに続きます>
10歳から15歳までの子どもたちの留学の必要性について考えていますが、その根本は3つにまとめられると思います。
① 学ぶ力
② 考える力
③ 順応する力
この時期の子どもたちに留学の意義、留学先の学校の合理的な選択、留学で得られる知的な財産などについて質問しても答えられるものではありません。英語が母国語のように自由に使えても、それと自分自身についての合理的説明は全く別のことです。しかし、小学校を終えたばかりの生徒が、親と離れて寮生活をするということはとてつもない生きるエネルギーを必要とすることです。
自分の周囲で起きていることへの理解とそれに対する対応、自分がやるべきことへの段取りと優先順位の決定、身の回りの整理整頓、日々の決まりごとを整然とこなしていくこと、そして自分の将来について考えることなど、日本での日常では考えられなかったいわば雑用が格段に増えることになります。しかし、この雑用こそが、子どもたちの新たな人生を構築していくと思います。
学ぶ力というのは、「覚える力」ではありません。与えられたこと、言われたことを単純に処理することではありません。学ぶ力で大切なのは、好奇心や疑問に対する追求なのだと思います。「なぜ、どうして」と発想し、それを追求する環境が整ってこそ、子どもたちの知性はその力を発揮するのではないかと思います。
覚える力を中心に学びを組み立てると、「知っていること」の競争になりかねません。知識の多さが尊重されるようになると、「なぜ」ということはさておき、とにかく暗記しければならず、学ぶというプロセスが単純化されていきます。教える側は、問答無用に「覚えなさい」で済むかもしれませんが、それでは納得のいかない生徒もいるはずです。
子どもたちに納得のいくまで学びを追求させれば、必然的に覚えなければならないことも吸収できるのではないでしょうか。あるいは、積極的に暗記もするようになるのではないかと私は考えます。
つづく

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