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ペアレンツウィークエンド 2 - ボーディングスクール留学

<昨日のブログに続きます>
ペアレンツウィークエンドという10月にあるボーディングスクールの大きなイベントを例にあげて、日本のアメリカの子どもに対する育て方の違いを考えたのが昨日のブログのポイントでした。
今日はその具体的な内容について考えてみたいと思います。
おおよそペアレンツウィークエンドは金曜日の夜から始まります。週末、普通であればTGIF(Thanks God It’s Friday)でさあこれから遊ぼうという時に、ボーディングスクールの生徒たちはしっかり勉強を怠らずスタディーホール(自主学習)を行うわけですが、夕方から三々五々生徒の保護者の皆さんが集まり始めます。まず、初日のイベントは、親子共々のディナーから始まります。いつもなら、友だちと一緒、あるいは着席が決められているところであれば、先生たちと一緒の夕食ですが、この日は親が一緒です。
新入生の場合は、この会食の時間にボーディングスクールの最初の1か月間の印象が子どもによってたくさん語られることでしょう。親としては、十分に聞いてあげる、自分の意見や「勉強内容」について、矢継ぎ早の質問はぐっとこらえて、子どもの話を聞くことに徹するのがボーディングスクールに子どもを通わせる親に求められることと思います。
私は、留学生の保護者の皆さんと意見を交換する時、誉めることを強調します。ボーディングスクールの教育は良い所を伸ばすことが基本であって、欠点指摘型の教育はそこでは行われることはありません。
問題は、どのようにして誉めるかですが、そもそも誉めることに慣れていないお母さんから「誉めるところよりもダメなところのほうが目に付いてしまって・・・」といったご意見をよく聞きます。
欠点を見つけることは、長所を見つけることよりも容易です。
それは、自らの感情の赴くままに言葉を発していればいいからです。いつもわが子と一緒にいれば、その状況を客観的に考えることも出来なくなっているかも知れません。
(つづく)

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