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Groton Schoolの入学難易度

Groton Schoolを訪問し、留学生受け入れの実際を詳しく聞きました。まず、Groton Schoolの基本情報を示します。
総生徒数:369名(共学)
寮生数:303名
創立年:1884年
学年:8年生~12年生
寄付金総額:$330,000,000(約340億円)
この学校の大きな特徴は、SATの平均スコアが2104(Boarding School Reviewのデータによる)という驚異的な数字の示す通り、生徒の平均学力はいくつかのテンスクールズを上回るものがあり、それでも生徒総数はテンスクールズの平均の半分以下のいわば小さな学校であるというところです。
今年のGroton Schoolは改装ラッシュでした。新学期に間に合わせるべく、アドミッションオフィス、寮施設の外側、内装などのリフレッシュが進行中です。夏休みの間、アドミッションオフィスは劇場のあるアートセンターに移されていましたが、8月のこの時期にも関わらず、来年9月の入学に向けて新規の生徒とその家族2組ほどが待合場所に控えていました。
留学生に関しての審査基準の目安となるTOEFLの点数は100点以上、SSATは90パーセンタイルということでした。TOEFL100点以上というのは、アメリカおよび世界の英語圏の難関大学入学のための英語力と同等なものです。また、アメリカ人のための英語と数学の基礎学力を問うSSATで上位10%が留学生に求められるのですから、Groton Schoolの入学難易度はテンスクールズと全く変わらないといえます。
これらの一般情報から一歩踏み込んで、SSATのミニマムスコアについて聞いてみると、60パーセンタイルとういことでした。TOEFLについては、90点です。しかし、この英語力、学力の場合、ある特定の分野でかなり顕著な志願者の特徴が証明できないと合格はできないとのことでした。
たとえば、スポーツ、芸術、音楽、社会活動などにおいて、素晴らしい実績があり、なおかつ、それをGroton Schoolで更に伸ばすための積極的な意欲や情熱がインタビューや出願の際の本人の作文で具体的に表現できないと、合格できないということです。
この学校では、留学生の受け入れに関しては、国籍による制限はしていないとのことでした。再度、合格に必要な要素を整理します。
① 学習力(今までの学力をTOEFL、SSAT、成績証明書などで示す)
② 本人の性格の良さ(積極性、やる気、協調性など:面接、作文で確認)
③ 特技、特性などmake a differenceの具体的な内容とその説明
Groton Schoolのこの入試情報はそのままテンスクールズなどにも当てはまります。ひとりでの多くの日本からの出願者がこれらの学校に合格することを願ってやみません。

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