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日曜コラム 伝説のスピーチ&サマースクールブログ

今日あげる伝説のスピーチとは1992年、リオデジャネイロで開催された
地球環境サミットで当時12歳のカナダ人、セバン・スズキさんが行ったものです。
http://www.youtube.com/watch?v=N0GsScywvx0
このスピーチ情報を寄せていただいたある生徒のお母さんに
感謝の意を表したいと思います。
7分弱のスピーチですが、彼女の「ことだま」に私は猛烈なインパクトを受けました。
12歳といえば、私が今お世話をしている生徒たちの中でも若年です。
その彼女のスピーチは、その構成、内容、表現が完璧でした。
世界を代表して会議に参加した各国の代表者の人々は、
セバンさんのスピーチを聞き、呆然自失のように見えます。
彼女は、言いますI am fighting for my future.
その将来とは、選挙で負けるとか、株式で損するとかとは違うと彼女は続けます。
飢餓に苦しんでいる子どもたち、
絶滅しつつある世界の動物たち、
太陽に目を向けるのが怖い、オゾン層に穴が開いているから、
息をするのも怖い、空気が毒されているから、
癌におかされた魚たち、
皆さんが子どものころ、こんな心配がありましたか
皆さんが、これらの問題をどう解決するかわからないのなら、
Please stop breaking itと結びます。
セバンさんは、地球を一つの家族にたとえますが、
人間が作ったルールでは、今の地球を救うためには、
明らかな限界と目的の違いがあることを示唆します。
そして大人たちが子どもに教える基本原則、すなわち
人とけんかをしない、人を尊重する、人を思いやるということを、
今、実践しないと「私たち」の将来はないのですと言います。
セバンさんの伝説のスピーチ情報をいただいた2日のち、
あるお母さんから娘さんのサマースクールブログが届きました。
サマースクールのスナップ写真がたくさんありました。
子どもたちはみな、楽しそうで、元気で、屈託のない笑顔でした。
女の子が多いせいもあるのかも知れませんが、
私は子どもたちのありのままの表情や動作に
セバンさんとオーバーラップするなにかを感じるのです。
一言でいえば、「教育」です。
私にできること、セバンさんのスピーチを「感動しました」で
終わらせないこと、終わりにしたくないこと。
子どもたちが、彼ら自身が、言いたいことを言い、思うことを実践し、
試行錯誤をし、良いことを選択して、悪いことを省き、謙虚になり、
世界を見つめる視野を拡げ、自分が一所懸命に取り組めて、
それをずっと続けることができるだけの精神と気力を養う。
その可能性を徹底して追求できる教育の場を私はこれからも追求し続けていきたいと思います。

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