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その3 サマースクールの選び方

日本と英語圏のサマースクールの根本的な違いは、学期の区切り方に起因するその目的にあると思います。日本の場合は、夏休み明けは第2学期ですが、英語圏の場合、夏休みは新学年です。夏休みを境にしてあらたな学年が始まります。それ故に、夏の間に取りそこなった科目を取ろう、あるいは、前年の弱点を夏に補強しようというところに落ち着きます。このような目的でスタートしたのが、サマースクールです。
しかしながら、午後8時ころまで明るい英語圏の夏は、しばし学習を離れて外に出よう、あるいは自分の世界を拡げようと机上の学習と離れたサマーキャンプも多様にあります。自然のなかでのキャンプ生活、自分探しの旅、歴史探訪の都市めぐり、あるいは外国まで出かけるなどなど、子どもたちの夏の過ごし方は多岐にわたります。
留学生にとって、弱点カバーあるいは、学力向上のためのサマースクールは、英語が出来と活用できません。これから英語を学ぼうとする人が、英語を母国語とする人たちと同じ授業を受けられるわけがありません。
では、夏に留学生が英語の読み書きの力を格段に上げるという目的であれば、TOEFL、SAT対策専門の学校をお勧めします。基本的には、そのような学校は15歳以上が対象となります。また、学習内容はボキャブラリーを増やしたり、実用的な文法力の教科をしたりするなど、太陽燦々のサマーとは無縁の詰め込み型スクールとなりますから、本来ならば、日本、韓国、中国が得意とする学習方法ではあります。
小学生、中学生で英語力の強化だけを目的としたサマースクールはないのではないかと思います。
今、世界の経済的趨勢を鑑みて、サマースクール参加者を考えると、アメリカ方面は圧倒的に中国からの生徒が多く、スイス、ヨーロッパはロシアからの参加者が多いと言えます。ボーディングスクールは多様性を重んじますから、単一国から多くの生徒を受け入れることをよしとしません。しかし、サマースクールについては、1か月前後と短期であること、最少催行人数を確保しないとプログラムの継続が難しいため、結局は一国からの生徒が圧倒的多数を占めてしまう結果になることも多々あります。
日本からの参加者はその状況に失望することもあります。2日まえのブログでも書きましたが、サマースクールの参加者総数と人種の把握は賢明な学校選びの基本と言えるでしょう。

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