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その6 ボーディングスクール選定の要点 ESLクラス

<先週木曜日のブログに続きます>
80年代の後半、日本の高度成長がピークに達してようとしていた頃、Fay Schoolは他のジュニアボーディングスクールに先駆けて、ESLクラスを完備してやる気と学力はあるけれども英語力のない生徒の受け入れに積極的に取り組みました。
経済力、教育に対する関心、世界言語の英語の習得などを考えると、Fay Schoolの留学生受け入れは日本からの生徒がかなり増えると思われましたが、受け入れナンバーワンは韓国からの留学生でした。
90年代、他のPrimary focusのジュニアボーディングスクールはFay Schoolほど留学生の受け入れには積極的に取り組んでいないように思います。ESLクラスをつけても英語クラスをそれに変えるだけで、社会、理科、数学は留学生として特別配慮をしたうえで、現地生徒と一緒にクラスをとるのが一般的でした。
ESLが充実していて、社会と国語を留学生のみで運営するか、あるいは国語だけをESLに変えて、あとは留学生の自助努力と適応性に期待して1年間様子を見るかという2種類のジュニアボーディングスクールが留学生の学校選択の対象となったわけです。
Primary focusのジュニアボーディングスクールは生徒の総数が300人あまりで寮の生徒が200人前後の小さな学校ばかりです。それ故に、受け入れた生徒ひとり一人に合わせた教育というのがある程度までは可能なのです。
余談ですが、アメリカの学校に比べると規模の大きな日本の学校は、ひとり一人に合わせる教育はできないと思います。その決定的な違いは1クラスの人数に現れています。日本の場合、一クラスの人数は30名から40名程度で小規模の学校というのは、1学年の「クラスの数」が少ない。ジュニアボーディングスクールの場合は、1クラスの人数は15名以下と決まっていて、それ以上の大きなクラスにはしません。小さいがゆえに、先生の教える内容の自由度がかなり広くなります。そのようなクラス環境だから「ディスカッション」、「研究発表」、「調査」などがかなり自由にできます。ただし、少人数の場合、教えられるということが基本ではないことを生徒は十分に認識する必要があります。
研究や調査などは、その基本を先生が教えてはくれますが、何を対象にして、何を調べるのかは、自分が決めないといけません。そのような学習姿勢をアメリカの生徒たちはすでに確立していると言えます。
つづく

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