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その5 ボーディングスクール卒業のために

前日のブログは10代の子どもたちの生きる力を学校訪問で見極めるというところで終えました。
学校訪問をして生徒たちが感じることは一体どのようなことなのでしょうか。
第一に寮生活が彼らに合っているかどうかの見極めです。人里離れた学校社会で日々生活することに耐えられるかどうかです。
第二にボーディングスクールで達成したいことがイメージできるかどうかです。
第三に英語力が皆無であってもやっていけるという自信が持てるかどうかです。
本来、生徒たちは学校があるから勉強するのであって、自然発生的に勉強に取り組むわけではありません。私の経験では、留学が決定した後、本来であれば、英語の勉強は集中してできるのであれば、自力で進めてもらいたいと思いますが、ほとんどの生徒はマジメにこつこつと英語の勉強に励むというわけにはいきません。
故に、塾や家庭教師が必要になります。
ところが、ボーディングスクールの周辺には塾も予備校もありません。ボーディングスクール内に家庭教師の制度はオプションとしてありますが、留学当初からそのオプションを取るようにと学校が言うことは稀なことです。
どうして英語圏の国々には、塾や予備校、個別指導などの学校以外の教育機関や勉強のシステムが発達しなかったのか永年の疑問でした。たどりついた結論は、「自発性」の違いです。日本の場合、学校というところは、平均的な学力を達成するところであるという基本的な考え方があるのではないでしょうか。だから、生徒たちは均等に学ぶ機会を与えられ、均等に確認する機会を与えられています。
学校全体がそれぞれに学力的目標を達成するようにできているから、それぞれの学校の偏差値で学校のレベルが判定できるようになっています。ところが、ボーディングスクールの場合は、学校全体の達成すべき学力というのは日本のようには厳密に設定されていないのです。
授業にしても、先生が一所懸命に黒板に要点を書き、それを生徒がもくもくと写し取るといった光景を私はボーディングスクールで見たことがありません。要点の解説であれば、「先生がプリントを配ればいい」と生徒は言うでしょう。現代では、プリントすらありません。そのような情報はメール配信、あるいは学校ホームページの特定場所にIDとパスワードでログインして、情報を取ればそれで済みます。
つづく

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