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その4 スポーツと勉強 - ボーディングスクール留学

この時期、卒業した生徒やそのご家族、南半球留学組は年末の卒業に向けて、
進学相談でご家族がオフィスを訪れます。
彼らが留学の思い出を語るとき、スポーツが果たす役割は大きいと実感します。
日本と違って、良くいえば個人の意思が尊重される英語圏では、
スポーツにおいても自分が「どうしたい」という意思を表現することが、
日本からの留学生の基本学習になります。
こまやかな指導や徹底したフォームの修正などは、英語圏のスポーツ指導では、
それほど重視されません。強くなること、勝つことにむけて、
個人が考えて行動し、それを修正して伸ばすという役割の多くを
生徒自身が担います。
もちろん、それを指導する立場にある先生方は選手一人ひとりの生徒の力量を
良く知り、彼らがチームの中で果たす役割をしっかり把握し、
それなりのアドバイスはします。しかし、それ以上のしごきや特訓などは、
あまりないのではないかと思います。
お互い切磋琢磨して、競い合い、進歩していくのは生徒自身です。
すべてにおいて、日本と比較すると英語圏は大雑把であり、「いい加減」とも
いえると思いますが、それで成り立っている彼らのスポーツ社会、ひいては、
一般社会ですから、いかに彼らの異質な文化を知り、
自分を生かすことができるかが、留学生のサバイバルの原点です。
日本からの留学生がもっとも苦手とするのが、自己主張ではないかと思います。
日本であれば、本音とたてまえや、以心伝心、空気を読むなど、独特の気遣いや
思いやりによって、人間関係が円滑に動いていきますが、
英語圏にはそれがないといっていいと思います。
スポーツの世界では、ストレートな自己主張が必須です。
これが出来ていないと、なかなかいい成績を残せません。
技量が同等くらいであれば、なおさらのこと、自己主張は英語圏では当然です。
自己主張と説明能力、この二つができることが、英語圏で楽しく生きられる
基本ではないかと思います。
そのような環境のなかで、お互いの切磋琢磨があって、
国籍を超えて友情も生まれるのではないでしょうか。
ボーディングスクールのスポーツを考える第四の要点として、
私は「生涯の思い出」を挙げますが、そのために必要なのは、
お互いの衝突、理解、協調というプロセスではないかと思います。
臆することなく、日本からの留学生には、すなおな気持ちで、
スポーツという手段を通じて、異文化を学んでもらいたいと思います。

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