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留学生の機転- ボーディングスクール留学

<前日のブログに続きます>
留学準備期間の準備学習というテーマでここ数日ブログを書いていますが、親から見ると、子どもは思ったほどに勉強をしない、また、子どもの視点で考えれば、おもったほど勉強が進まないというのが、中学で留学を目指している生徒およびそのご家族の実直な感想ではないかと思います。
そこで、どのようにして英語の勉強の必要性を認識し、実行に移せるかということになります。学校訪問を行って、自分がいかに英語を話せないか、またそれが故に初期の留学生活が大変かは親子で共有できるのですが、それでもまだ、必死で英語を勉強するには至りません。
目的を定め、目標を設定するなど、いくら理想的に語っても、あるいは計画表を作成しても、それらを実行するのは、留学する本人以外の誰でもないわけですから、生徒がやる気を起こすのを、親はじっと待つしかありません。結局、塾や家庭教師というのは、待ちの姿勢を転じて、子どもたちが行動を起こしやすくする、あるいは起こすことに必要な手助けを積極的に行うために有効な手段なのだと思います。
私はサポートするそれぞれの生徒の留学プランを作成するうえで、なるべく早期の留学をお勧めしています。日本では、卒業というのが、一つの区切りとして重んじられ、その都度、卒業証書という証明書を受け取るわけですが、英語圏においては、その習慣が日本よりも希薄です。
現地に行けば、英語力不足で最初の留学生活が大変なことは、留学する本人が一番わかっているという前提で、その準備は現地になるべく早く行くことで対処するのが最善の策と私は信じています。
留学して得られることは、英語力だけでは到底ありません。むしろ、それは当たり前のことであって、留学生たちが心底考えなくてはいけないのは、全く新しい生活への対応ではないかと思います。今までの管理されたスケジュールから、自分で管理するスケジュールへの移行がなるべくスムーズに行われるために必要なのは、おそらく時間ではないかと思います。
塾や家庭教師はなく、朝、起こしてくれる人もいません。また、学校が終われば、スポーツが必須、そして夕食後に勉強時間が2時間程度、今までの生活パターンからの激変に対応するのは、留学生の機転にほかなりません。
つづく

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