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時間の大切さ- ボーディングスクール留学

<前日のブログに続きます>
留学によって今までの生活のパターンが激変します。予期しない出来事や生活習慣の違いから留学初期の学校生活は戸惑いの連続といっていいと思います。その混沌のなかで留学生が身につける概念として時間の使い方があります。
日本の学校と違って、寮生活は24時間学校内で過ごします。ボーディングスクールから塾に通うということはありません。家庭教師は、ボーディングスクールではプライベートチューターというかたちで生徒の必要に応じてオプションで手配が可能です。しかし、その前に、夜の2時間余りの自主学習時間(スタディーホール)、先生への直接質問、決められた時間に割り当てられている補習学習などを活用すれば、必ずしもプライベートチューターは必要ありません。
ボーディングスクールでは、半分以上の先生が学校の敷地内に自分の家族とともに生活をしています。週末ともなれば、彼らは半ばプライベートで生徒たちを自宅に招き、食事を一緒にしたり、お茶とともに会話を楽しんだりすることが、頻繁に行われています。
学校と生活が一体化しているボーディングスクールでは、時間の使い方がとても重要です。その基本は、授業そのものにあると思います。日本では、授業というのは、重要事項の解説が中心ですが、ボーディングスクールにおいては、意見発表の場であり、討論の場でもあります。そのために、1クラス15名以下という少人数で行われます。黙って、黙々とノートを取ることや、先生の話をいつも聞いてばかりいることはありません。討論や発表が盛んな分、生徒たちは徹底した準備を要求されます。
予習、授業、復習のサイクルがうまく回転するようになれば、生徒の学力は当然向上します。また、授業そのものが楽しくもなります。日本では、討論はおろか、自分の意見表明なども通常の授業ではあまり行われませんから、留学生にとっては、学校の概念を根本から覆すようなことになります。そこで、時間のやり繰りをどのようにマネージメントするかが、留学生が学ぶべき、あらたな概念となるのです。
しかし、今まで塾や家庭教師などの学校外での学習時間が1日4-5時間というのが当たり前だった生活から、ボーディングスクールでの時間の自主管理が10代前半の子どもたちにできるようになるのでしょうか。
つづく

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