留学コンシェルジュ

日本での準備学習 - ボーディングスクール留学

留学確定後、渡航までの期間、どのような勉強や準備をしたらよいのかという質問を今まで多くのご家族から受けてきました。
その度に、私は英語を読むことと、書くことの重要さに重点を置いて準備を進めるようにというアドバイスをします。また、学習の進捗度や勉強内容について確認するために、2週間に一度程度、生徒と会うことも勧めていますが、留学のための準備学習はなかなか順調に進まないのが、現実かもしれません。一言でいえば、勉強が足りないのです。
できるのであれば、自発的に勉強をしてもらいたいのですが、そのような教育環境は日本にはありませんから、簡単には「自発的」学習は達成されません。それが私の知っている留学を目指す生徒の現実です。しかし、それゆえに留学生活がうまくゆかないということはなく、ほとんどの生徒が留学後は、勉強せざるを得ない環境の中で、英語をしっかりと学んでいきます。
前日のブログの続きとして、どうしたら日本で使える英語を習得し、それを実際の留学に役立てることができるかということをイメージして今日のブログを書き進めているのですが、 明確な目標を設定しないと生徒たちは勉強をしません。その目標を自分で設定し、それに到達するまでの計画を練り、その通りに実行するというのは、決して簡単ではありません。
昨日の生徒の場合、英語の勉強をスタートさせるのが小学校の低学年と早かったこと、英語を学ぶ環境が整っていたこと、本人がそれをすなおに受け入れることができたことなどがとてもうまくかみ合って、日本にいながらにして、英語が聞けて話せ、さらには読み、書きもできるというよい結果を生んだと思います。
いくら科学が進歩して、社会がシステム化されても、人の意識はコントロールすることができません。正直なところ、私は留学希望の多くの生徒をお世話していて、彼らが勤勉で目標に向かって、準備段階からひたすら進んでいけるとは思いません。
目標達成までには、たくさんの寄り道や迂回があり、失敗や挫折もあります。それら彼らに生きるということを教え、忍耐や努力の大切さを認識させ、結果としてゴールに向かって歩ませる力を与えているのではないかと思います。
それに気づくまでが大変な道のりなのではないでしょうか。
できるのであれば、なるべく早く気づいてほしいと思います。ではその気づきはどのようにして生み出されるのでしょうか。
つづく

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