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先生の資質 - ボーディングスクール留学

<昨日のブログに続きます>勉強そのものが難しいのではなく、やる気がないだけという自分の意識を客観的に見ることができた時、その生徒は新たな人生のステージに立てると思います。
どのようにしたら、その気づきが生まれるのでしょうか。
その気づきを演出してくれるのが、ボーディングスクールで教鞭をとる人たちです。彼らは教えることが一様に好きな人たちです。もちろん、英語圏の社会文化特性として、3年から5年くらいで仕事をする場所を変えるということがありますから、ボーディングスクールの先生たちも数年のサイクルで学校を変えるということも、彼らの常識と言えます。
先生たちも生徒と同様に、毎年いろいろな生徒との出会いがあり、教えるだけでなく、アドバイザーあるいは、生活指導者として生徒たちの人生相談に乗ることもあります。また、スポーツ活動に参加し、コーチ兼マネージャーとして生徒と行動を共にして世話をやくわけですから、若者たちとかかわること、そして教えることが好きでないと、ボーディングスクールの教師は長続きしないと思います。
当然、若い先生の中には、転職をしていく人も少なくはありません。そして、ボーディングスクールの先生たちは徐々に淘汰されていきます。
文化や国籍が違っても「人間性」は生徒たちにすぐに理解されます。方法論や手段が違っても生徒たちに自分の長所や欠点を気づかせ、人間としての成長に寄与することがボーディングスクールで教える先生たちの究極の目的であると言っていいと思います。
ボーディングスクールの先生たちは、日常の生活に支障があるほど言葉の不自由な留学生を、根気よく指導して、2年間でメインストリーム(ESLのない通常のカリキュラム)に乗せるようにするのです。先生の根本には、教える技術を追求するというよりも、生徒そのものをひとり一人十分に観察し、理解して、彼らのこころに響くように面倒をみるという気概があると思います。そうでなければ、自分の家族をボーディングスクールの敷地内に住まわすことはできないでしょう。
今までに多くの留学生が自分の人生を変えるような先生との出会いをボーディングスクールで体験しています。彼らは、「信じられないほどいい先生」という漠然とした表現で先生を形容します。すなわち、先生たちは時にはプライベートを返上してまでも生徒たちの面倒を見るということに尽きると思います。

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