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学習スタイルの激変 - 留学生の危機管理2

英語圏の国々の成り立ちを考えてみるとそもそも日本とは違い、ヨーロッパからの移民によって成り立ったか、あるいは他国に征服、支配された歴史を持っていることがわかります。
それと対比して、日本は太平洋戦争後、一時期アメリカの占領下におかれましたが、そのために大量の異民族が日本に入ってきたり、あるいは、日本に住んでいる人たちが強制的に他地域に移住を余儀なくされたりしたことはありません。国の始まりから今まで、日本は極東に位置して、独自の社会と文化を維持してきました。
教育文化のあり方も英語圏と日本では当然のことながら違います。
前置きが長くなりましたが、昨日のブログに続き、留学生の危機管理として留学当初の彼らの生活を考えてみたいと思います。日本からの留学生が「待ち」の姿勢ではいけないと自らが感じ取り、発信し始めること、「教えられる」という今までの教育のあり方から、スポーツ、芸術、音楽などに主体的に取り組むことで、学ぶという自主性を発揮して、そこに新たな「自分」を見出すことが、英語圏への留学を最大限に利用する要点です。
それを踏まえると、英語という言語を獲得することへの留学生のアプローチもおのずと違ってきます。言葉を学ぶことの基本が、彼らにとってはそもそも自分を相手に伝え、相手を理解するための「手段」すなわち道具となります。
文字として記号化されたものをいかに理解するか、あるいは教室という限定された空間で生活のいろいろな場面を想定して英語表現を学ぶという「自分」と直接は関係ないことから、英語が絶対に必要な道具という認識に変わるとき、留学生は自然に言葉を使うための努力をするようになります。
今まで、苦手意識の強かった英語という言葉も場所と状況が変われば、捉え方も劇的に変化します。もはや苦手などといっている暇はありません。
10代前半の留学生のケースであれば、驚くことに、おおよそ1年ほどで、生活レベルではESLが必要ではないほど彼らは伸びます。言葉に代わる自信を手に入れると考えられます。
つづく

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