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降雪 - ボーディングスクールの冬

おとといの春のような陽気から昨日は一転して雪が降りました。
今朝は今年一番の寒さだそうですが、ボーディングスクールの多い、
アメリカ東海岸地方の寒さと比較すると、それほどでもありません。
雪に慣れている北米東海岸では、フリーウェイや一般道の除雪作業が
徹底しています。雪が積もり始めると、どこからともなく除雪車が
あらわれて、雪を道ぎわに押しやり、塩粒を道路に撒いていきます。
そのために、氷点が下がり、道路の雪が溶けます。
降雪の多い空港でも、滑走路の除雪作業は同じように行われます。
そして、吹雪でもない限り、また今年の始めのような大寒波でない限り、
飛行機の発着は通常通り行われます。
東京や大阪の冬と比べると、厳寒の言えるアメリカ、カナダの東海岸地方ですが、
建物のなかはとても暖かく保たれています。
カナダのケベック州とアメリカのメーン州の国境の町、スタンステッドにある
スタンステッドカレッジに日本からの渡航した13歳の生徒を
送っていった折、学校のご厚意でゲストハウスに1泊させていただきました。
以前、B&B(Bed & Breakfast)すなわち、日本で言うところの民宿として
機能していた大きな家を学校が買い取り、ゲストハウス兼、学校事務所、
さらに先生の住居として使われている大きな家ですが、
マイナス10度以下と思われる外気温と比較して、
この家のなかは23度くらいに保たれていました。
バスルームが10畳以上もあり、広いバスタブとシャワールームが
別々にあり、3面鏡のある大きな鏡台スペースに
ゆったりと大中小のタオルが置いてあります。
日本のビジネスホテルスペースと比較すると、超豪華と言えますが、
このスペースはカナダやアメリカでは、スタンダードよりも少し上程度でしょう。
脱衣スペースとバスルームの区別はなく、セントラルヒーティングなので、
この広いいわば入浴室にいて、風呂から出ても、あるいはシャワー室から
出ても、寒さは全く感じません。
ボーディングスクールの寮でも、ヒーティングシステムは全く同じです。
寮全体がヒートアップされていて、真冬でもTシャツ姿の生徒もいます。
ですから、彼らは大きくて厚い羽毛布団などは使いません。
一般的にはベッドスプレッドとよばれる上掛けに
ブランケット(毛布)で十分です。
昨日の雪で路面が凍結している東京地方ですが、雪に慣れてないがゆえに
雪が降るたびにメディアは大騒ぎをします。
ボーディングスクールに在学する生徒は、この時期、
真っ白の外の景気を眺め、温かい室内で春に向けて、学習に精を出しています。

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