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中学・高校留学 - 2000年以降のボーディングスクール留学

<前日のブログに続きます>
2000年以降の中等教育留学を考える時、アジアと東ヨーロッパからの留学生の増加が大きなトピックになります。日本での中等教育機関への留学を大雑把に考えれば、70年代に高校留学が誕生し、80年代に高校生へのボーディングスクールへの留学が少しずつ広がり、90年代の後半になると、ボーディングスクールへの留学が盛んになります。そして、その後より豊富な情報によって、ボーディングスクールの選択幅が大きく広がりました。
2000年以降は、ESLクラスの充実により、アメリカの300校余りのボーディングスクールのうち、100校以上の学校で英語力がなくても留学生の受け入れが可能になりました。その状況に加えて、韓国や中国の経済的発展が目覚ましく、日本と違って、彼らの最高峰の教育はアメリカのアイビーリーグの大学で学ぶことにあったため、カレッジプレップとしてのボーディングスクールへの進学が積極的に検討され、テンスクールズやランク4へのボーディングスクールへの入学生が2000年を超えたあたりから急激に増加しました。
ランク3、そしてランク2のボーディングスクール群も中国、韓国の生徒を積極的に受け入れ始めたのが2000年以降のもう一つの大きな流れになります。学校によっては中国からの留学生の数が総生徒数の30%を超えているところもありました。しかし、ほぼ例外なく一国からの留学生が急増した学校は、2-3年して校長が交代し、その国の留学生比率を下げるとともに、留学生全体のバランスも下げるようになります。そうしないと、結局、学校の存続が危ぶまれる事態を引き起こすからです。
2000年以降、中国、ロシアをはじめとする東ヨーロッパからの留学生がアメリカボーディングスクールで爆発的に増えました。そして、2010年くらいから、より確実にトップランキングのボーディングスクールに入学をするために、ジュニアボーディングスクールへの入学が考えられるようになりました。今までは、限られたアメリカ人のためのボーディングスクールプレップとして機能していたジュニアボーディングスクールが、世界からの留学生の受け入れに積極的に乗り出したのです。
つづく

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