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小学・中学・高校留学 90年代中等教育機関への留学

<月曜日のブログに続きます>
90年代にカナダ、オーストラリア、ニュージーランドなどは、国や州が中心となり、留学生の受け入れを「有償」で始めました。アメリカの交換留学プログラムにアジアからの多くの生徒が参加するという事実を学習したのかもしれません。あるいは、大学や語学研修機関に多くの留学生が集まることから、高校での留学生募集の可能性を見出したのかもしれません。いずれにしても、これらの国々においては、中等教育機関への留学生募集は、教育の輸出として捉えられています。
オーストラリアとカナダは国ではなくて、州ないしは都市などの教育委員会が中心になって留学生の受け入れシステムを作っています。それに対して、ニュージーランドでは、留学生の受け入れ基準やその規則は国が率先して作りました。そして、実際の留学生獲得においてはそれぞれの学校が独自に自主的に行っています。
一方で90年代になりアメリカの交換留学生の数が減少し始めます。受け入れ校も受け入れ先も無償のボランティアですから、他の3国の留学システムと比較すると留学生に対するケアーの仕方が雑になりがちです。この頃になると、アメリカでは、離婚率も上がり、60年代の勢いも消え、家庭のあり方も変化しました。ボランティアで1学年間も言葉の不自由な留学生を預かるということは、面倒もみなければなりません。10代なかばの留学生受け入れに無理が生じてきたわけです。
費用面では、アメリカ交換留学プログラムが他の英語圏と比べて3割程度安くなりますが、90年代のなかばころから、日本の留学生とその家族は費用よりも中身を重視するようになってきました。また、受け入れ側のシステムやサポートの質なども問われるなかで、自然とアメリカの交換留学プログラムは日本の高校留学マーケットのなかで、主要な位置を占めることができなくなっていきます。
アメリカの交換留学プログラムは生徒をリクルートするという面でも、他の3つの国よりも積極的ではありませんでした。アメリカ以外の国では、生徒募集のために、学校長や留学生担当者が日本に訪れて、日本の高校学校を訪問したり、留学生の親と会ったりして、積極的に自分たちの中等教育を日本に紹介しました。
結果として日本の多くの私立中学、高校がニュージーランド、カナダ、オーストラリアの学校と姉妹校提携を結ぶに至っています。
つづく

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