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ボーディングスクール留学-リベラルアーツ教育を深める

なぜ日本の初等、中等教育において、リベラルアーツがしっかりと教えられないのか、留学に携わり英語圏の教育を知れば知るほど思います。リベラルアーツの基本は徹底した「読み書き」にあります。そこから自己表現、ディスカッション、相互理解、調査研究などの分野に広く、深く入っていきます。
日本の場合、リベラルアーツ教育は、会社に入ってOTJ(現場での学習)で学ばれていくのではないかと思うのは私だけでしょうか。相手に簡潔に正確にこちらの意思を伝えるために、どのような文章を作成すればいいのか、仕事ではそのような発想が欠かせません。仕事で文章を読む時、相手は何が言いたいのかを簡潔に理解するために、まとめる力は読解力と結びついています。
さらに、発展して相手をよりよく理解するためには、その人たちの育った環境やその文化的特徴を知らなければなりません。そうなれば当然、哲学、倫理、宗教、芸術といった分野の体系的、論理的学習が必須になります。
日本の小学校から高校までで教えられていることは、「試験に出る」ことに対する準備や対応が基本になっていて、生徒の視点からみた「なぜ」が欠落していると思います。また、これからのグローバル社会に対応するためには、英語圏、イスラム文化圏、中華思想などをかなり早い段階で子どもたちに学ばせる必要があるのではないかと思います。しかし、現実には精神的なバックグラウンドはみな高等教育に棚上げされて、「英語を学びましょう」となります。それでは、やらされる側は納得できないと思います。
「教育は教えられる側におもねる必要はない」という意見もあるかもしれません。しかし、少なくとも、ボーディングスクールの場合は、生徒が発する「暗記だけの勉強はつまらない」、「勉強が日常にどのように役立つのか」という疑問を無視はしません。
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ボストン空港で駐機するユナイテッド航空機-感謝祭休みを使っての
航空機撮影もリベラルアート教育の一環(上田礼君撮影)

中等教育までの学習がすべて楽しいとは言えませんが、少なくとも読み書きの基本は社会に出てから絶対に必要な知識です。それ故に、最低限のことは、試験に出る、出ないにかかわらず学んでもらいたいと思います。また、試験に出ることが絶対という価値観や、テストの点数イコール自分の評価という偏った価値観はグローバル社会では何の価値もないことです。
リベラルアーツ教育の早期導入は日本の教育界に必要不可欠な課題ではないかと思います。

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