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ボーディングスクールと日本の高校 評価基準の違い

前週の土曜日のブログでアメリカ、ニューヨーク州にあるTrinity Pawling
Schoolを例にとり、彼らの生徒評価の基準を解説しました。ボーディングスクールによって差があるもののテストの点数が評価基準のなかで50%以上を占める学校は少ないと思います。
一方、日本の高校では、中間、期末試験の点数が80%程度であると、ある私立高校の先生から伺いました。このパーセンテージはおそらく、日本の高校にほぼ共通しているのではないかと思います。
数字から判断すると、日本は点数でほぼ決まってしまうと言えるのですが、試験の結果と宿題の提出率、授業態度、出席率には、明確な相関関係があると現場の先生は言われます。すなわち、試験の点数が高い生徒は、おおよそ授業態度も積極的であり、出席率も良く、理由のない遅刻、早退はほぼなく、宿題も忘れないのだそうです。時には、宿題提出、遅刻などに問題はあるが、意欲、態度、知識に関しては満足すべき生徒もいるそうですが、それはプラスの意味で例外だそうです。
評価点においても、アメリカボーディングスクールにおいてはA、 B、C、D、Fという五段階による絶対評価が定着しています。しかしCが3ということではありません。Cは2、Dは1、Fは問題外であり、Bが平均、Aはいわば4にあたり5はA+なのです。
日本の高校では、少しずつ相対評価から絶対評価に移りつつあるようですが、まだまだ、5がクラスでトップ10%くらいであるようです。また、高校入試の際の成績証明書(内申書)ですが、これは参考程度で、結局は入試テストの結果が合否結果の90%以上を占めるということが、現実であるようです。そして、この流れは大学入試にも当てはまります。
アメリカボーディングスクールが成績評価におけるテストの点数のパーセンテージを50%以下に下げている意味は、生徒ひとり一人のやる気を喚起する可能性を徹底的に掘り下げることにあると思います。
よいテスト結果を引き出すために、寮生活態度、授業参加度、宿題提出率やその出来の評価を上げているのです。この方式は、徹底して個々の生徒の長所を見つけ、それを伸ばす努力がないことには到底成り立ちません。
そのような手間のかかる、個々の指導にあつい教育にあえてチャレンジしているのがボーディングスクールといえると思います。

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